清水玲子はどんな漫画家?代表作「秘密」以外の作品も含めて紹介

清水玲子はどんな漫画家?代表作「秘密」以外の作品も含めて紹介

『秘密 ―トップ・シークレット―』『輝夜姫』などのヒット作品で知られる漫画家「清水玲子

SF要素を駆使しながら、決してご都合主義に走らない。独自のセンスを持つ清水玲子さんの素顔を調べてみました。

清水玲子のプロフィールと経歴

まずは清水玲子さんのプロフィールから紹介していきます。

プロフィール

清水玲子はどんな漫画家?「清水玲子」
名前(本名)清水玲子
生年月日1963年3月26日
血液型B型
デビュー1982年
デビュー作『フォクシー・フォックス』

清水玲子さんは1963年生まれということで令和6年現在では61歳。

19歳のころにデビューして現在も現役を続けているレジェンド作家ですね。

デビューまで経歴と現在

過去のインタビュー記事から清水玲子さんのデビューから現在までの経歴を紹介します。

清水さんは子供の頃から漫画を読むことが好きで、中学校時代は文月今日子先生、萩尾望都先生のファンでした。

MOTO
MOTO

友人が萩尾望都派であったことから、清水さんは文月今日子さんのファンを公言していたんだって!

漫画家としてデビューしたのは19歳。

それまでは九州の衣料品メーカーで事務職をしていました。

仕事が終わってから遊びに行く同僚が多かった中、清水さんはすぐに帰宅して作品の執筆を行っており、1982年に「フォクシー・フォックス」で白泉社の「第9回LaLaまんがハイ・スクール(LMHS)」佳作を受賞。

受賞の勢いもあり、清水さんは18歳で入社した会社を2年で退職。

デビューが決まっていない状態でありながらも、家でずっと絵を描き続け、翌年「三叉路物語」がLaLaに掲載され、漫画家デビューを果たします。

シナリオ作成に苦手意識を持っていた清水さんでしたが、1992年に『カニバリズム(人肉食)』をシナリオに取り入れた「22XX」をリリースし、世間からも評価されたことで今のスタイルが確立。

その後も「22XX」の流れを汲んだ「輝夜姫」や「秘密 -トップ・シークレット-」がリリースされ、ヒット作となります。

清水玲子の夫は誰?

結婚していることは公表されていますが、夫が誰なのかは公開されていません

ネットで調べると清水玲子さんの夫の名前として清水一登(ミュージシャン)という方の名前が挙がってきます。ただ、ここで出てくる清水玲子さんは、漫画家の清水玲子とは別人のようです。

その他にも、アーティストの方など、他の方面で活躍している同姓同名の清水玲子さんは存在します。

ちなみに、漫画家の清水玲子さんは、2005年に少女漫画雑誌「MELODY(メロディ)」紙上で出産報告をされています。

現在は病気療養中?

清水玲子さんが現在連載している「秘密 season0」は一時期、長期休載となっており、2021年7月5日に10巻が発売されたまま11巻以降のストーリーは連載されていませんでした。

長期休載ということもあり、病気療養中なのではないかと言う噂が立っていましたが、2023年10月27日発売のメロディ12月号で約2年半ぶりに連載を再開。

特に病気療養中という噂はデマだったようです。

代表作品とその特徴

漫画界での評価と受賞歴

デビューは1983年にリリースした「三叉路物語(ストーリー)」。

美しく流麗な絵柄と、神話・寓話をモチーフにしたSFのストーリーが人気を博し、2002年に「輝夜姫」で第47回小学館漫画賞を受賞。

その他の代表作には、人魚姫伝説になぞった「月の子 MOON CHILD」、TVアニメ化、実写映画化され、人気を博した「秘密 -トップ・シークレット-」、「竜の眠る星」「22XX」などの“ジャック&エレナシリーズ”。

2015年からはメロディ(白泉社)にて「秘密」のスピンオフ作品である「秘密 season 0」が連載されています。

清水玲子の作品歴

作品名巻数
1982年フォクシー・フォックスコミックスなし
1983年三叉路物語(ストーリー)コミックスなし
1984年100万ポンドの愛全1巻
1986年竜の眠る星全2巻
1986年ミルキーウェイ全1巻
1988年月の子 MOON CHILD全8巻
1990年天使たちの進化論全1巻
1993年22XX全1巻
1993年パピヨン全1巻
1993年輝夜姫全27巻
1997年WILD CATS全1巻
1999年秘密 -トップ・シークレット-全12巻
2013年Deep Water〈深淵〉全1巻
2013年秘密 season010巻

清水玲子さんは短編集など、上記に挙げた作品以外にも多数の作品をリリースしていますが、現在コミックスが販売されているものをピックアップしてみました。

1982年にデビュー作「フォクシー・フォックス」をリリースした後、1984年に「100万ポンドの愛」で単行本を発売。

その後は8巻に渡る「月の子 MOON CHILD」、自身最長の連載となった「輝夜姫」、2025年にテレビドラマ化される「秘密 -トップ・シークレット-」

ずっと漫画を描き続ける豊富な発想力と真摯な姿勢は素晴らしいですね。

作品名
1990年ARIA
1995年WALTZ
2002年輝夜姫

清水玲子さんはSFをテーマにしたシナリオ力以外に、流麗で美しい絵柄が魅力の漫画家。

その美しい絵を集めた画集も販売しています。

原画展

清水玲子はどんな漫画家?「原画展」

作家デビュー40周年を記念して、2023年に原画展が開催されたことが話題に。

原画展では「輝夜姫」「月の子 MOON CHILD」「秘密 -トップ・シークレット-」など今までの作品のカラーイラストやデビュー前に執筆したイラストなどが展示され盛況となりました。

作画をデジタルに移行する漫画家が多い中、フルアナログに拘る清水玲子。彼女がこだわって作画を続けてきたからこそ、今回の原画展が開催されたと言っても過言ではありません。

名探偵コナンと清水玲子の関係性は?

清水玲子とはどんな漫画家?「名探偵コナンとの関係性は?」

清水玲子さんのことを調べていくと「名探偵コナン」というワードが出てきます。名探偵コナンの作者青山剛昌さんと清水玲子さんは関係があるのでしょうか?

調査をしたところ、名探偵コナンと清水玲子さんは関係ありません

検索で調べられていた清水玲子は、劇場版名探偵コナンの第10作目「探偵たちの鎮魂歌」に出てきたキャラクター。投資顧問会社の秘書室長で、ストーリーの中でかなり重要な役割を果たしています。

果たして、「探偵たちの鎮魂歌」でどんな役割を果たしているのか?それは映画をみて確かめてください。

まとめ

漫画家清水玲子さんについて解説をしました。

独自の世界観を持つ漫画家なので、変わった経歴なのかなと思いきや、誠実で漫画と真摯に向き合ってきたことが分かります。

一度読むとハマってしまう作品が数多くあるので、まずは1作読んで見てください。

MOTO
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オススメは「秘密~トップシークレット~」

「秘密-トップシークレット-」「秘密-season0-」のあらすじなど、「秘密」に関わる情報を総合的にまとめています。気になる情報があったら以下より確認して下さい。

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