漫画「TIEMPO(ティエンポ)」試合結果一覧と最終回打ち切り理由について考察(ネタバレ注意)

漫画「TIEMPO(ティエンポ)」試合結果一覧と最終回打ち切り理由について考察(ネタバレ注意)

2018年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載された大人気漫画「TIEMPO(ティエンポ)」の試合結果についてまとめてみました。

また物議をかもした「TIEMPO(ティエンポ)」の最終回について打ち切りなのかどうか?打ち切りと噂される原因は何なのか?

という点について話していきます。

初版発行日‎‎‎2018年11月19日発売
作者作者:飯野大祐
巻数全17巻(コミックス)
ジャンルスポーツ(サッカー)
Wikipedia「TIEMPO(ティエンポ)」のWikipediaはなし

ティエンポのあらすじ

主人公の瀬戸柚樹は中学校からサッカーを始めた少年

真面目で純真な柚樹は楽しく部活動を行っていたが、超絶テクニシャンでありながら性格最悪な朝美圭右が入部した事で朝美の顔色を窺いノイローゼになってしまった。

怒られない為になんとか朝美についていこうとした柚樹は徹底的に朝美を研究して自覚がないながらも成長をしていく。

高校生になった柚樹は新設校でありながら、ポゼッションサッカーを掲げる春日高校に入り、サッカーに打ち込もうとする。

春日高校サッカー部にはキャプテンの會澤要や副部長の藤ヶ谷リキがおり、柚樹は課題を突き付けながらもサッカーへの情熱に気付いていく。

そんな中、名門校に入学しながらも怪我でサッカー部を退部した朝美が春日高校へと入学してくる

インターハイ出場を目標にする春日高校
会澤、リキらを中心に柚樹、朝美らは強敵に挑む!?

ティエンポ、試合結果一覧

ティエンポは1試合を丁寧に描いている漫画なので、試合数はそれほど多くなりません。

作品内で出てきた試合結果をまとめてみましたので復習用にご覧ください。

まだここからはネタバレを含みますので、漫画を見ていない人は以下に格安で購入できる方法について解説しているので漫画を購入して先に読んで下さいね。

練習試合

春日高校Aチームvs春日高校Bチーム
前半 1-1
後半 6-0
合計 7-1

【得点者】 
前半 リキ(Aチーム)、朝美(Bチーム)
後半 描写なし

埼玉県南部支部 サッカーリーグ1部

春日高校vs西浦高校Bチーム
前半 1-2
後半 4-2
合計 5-4

【得点者】 
前半 千住(西浦)、竜胆(西浦)、間瀬(春日)
後半 会澤要(春日)、竜胆(西浦)、千住(西浦)、家城(春日)、朝美(春日)、瀬戸(春日)

インターハイ 埼玉県南部支部 支部予選

1回戦 春日高校vs金米実業
スコア 8-0

【得点者】 
ダイジェストの為、得点者の記述なし
2回戦 春日高校vs上尾市立
スコア 6-0

【得点者】 
ダイジェストの為、得点者の記述なし
3回戦 春日高校vs川本東
前半 4-0
後半 4-0
合計 8-0

【得点者】 
ダイジェストの為、得点者の記述なし

インターハイ 埼玉県南部支部 県予選

1回戦 春日高校vs吹上北
スコア 4-0

【得点者】 
ダイジェストの為、得点者の記述なし
2回戦 春日高校vs栄学園
前半 1-0
後半 1-1
合計 2-1

【得点者】 
前半 朝美(春日)
後半 吉羽(栄)、太刀川(春日)
3回戦 春日高校vs浦川高校
前半 0-1
後半 3-0
合計 3-1

【得点者】 
前半 記載なし
後半 伊藤(春日)、記載なし
4回戦 春日高校vs江南第一
前半 1-1
後半 2-1
合計 3-2

【得点者】 
前半 成瀬(江南第一)、伊藤(春日)
後半 周防(江南第一)、瀬戸(春日)、瀬戸(春日)

ここで物語は終了となります

【考察】ティエンポの最終回は打ち切りだったのか?

「ティエンポ」については最終回は打ち切りだったのかという噂が流れています。

なぜ最終回は打ち切りと言う噂が流れたのかを検証してきたいと思いますので、まずは最終回のあらすじを振り返りたいと思います。

ティエンポ最終回のあらすじ

以下はネタバレを含みますので、漫画を見ていない人は以下に格安で購入できる方法について解説しているので漫画を購入して先に読んで下さいね。

激戦となった江南第一戦は柚樹の2ゴールで逆転勝ちを果たしました。

江南第一戦から1ヶ月が経過…

江南第一戦で勝利した春日高校は武山高校との準決勝では打ち合いを制して勝利し、決勝戦では埼玉4強最後の砦となる西浦高校との対戦となります。

春日高校は西浦高校に敗戦した事で全国大会出場を逃してしまい、埼玉2位という成績で大会を終えました。

春日高校サッカー部員は決勝戦を戦った西浦高校とフットサルで交流を深めていました。

真剣にプレイしつつもライバル心を剥き出しにしてじゃれ合う両校。

ここで両校のやり取りが行われます。

会澤「素直に応援してたんですよ、インターハイ。なんだかんだ言って我々の代表なわけですから。それがまさかの2回戦負けって」

間瀬「もう少し勝ち上がってくれると思ったよねー。拍子抜けだよ」

竜胆「もう1ゲームだ」

会澤「やりましょう」

こんなやり取りをしながらもサッカーを楽しんでいました。

武山高校は両校のフットサルに加わろうとし、栄学園は不真面目だった三星が気合を入れて練習をするようになります。

昨年まで無名だった春日高校が強豪校を打ちのめして2位になった事で埼玉県内の争いはより激化していく事が予見されました。

その頃、柚樹は静岡県にいました。

清水学園の桜井選手に声をかける柚樹

柚樹は桜井を隠し撮りした大量の写真をバラまきながらも「桜井さんのドリブルはなんで奪われないのか」について聞き出そうとしていました。

あまりにも不審な姿に警備員に捕らえられて連れていかれる柚樹、怪しい柚樹を見て「絶対に関わっちゃいけないヤツだ」と立ち去っていく桜井とチームメイト

柚樹が教えを懇願しながら警備員に連れていかれる姿を描いて「TIEMPO(ティエンポ)」は終了となります。

ティエンポの打ち切りが噂される理由

当然、公式に打ち切りだと明言されている事はないのですが、打ち切りを噂される理由を挙げつつ本当に「TIEMPO(ティエンポ)」は打ち切りで連載を終えてしまったのか考察していきたいと思います。

以下はネタバレを含みますので、漫画を見ていない人は以下に格安で購入できる方法について解説しているので漫画を購入して先に読んで下さいね。

TIEMPOが打ち切りを噂される理由

・県大会の準決勝、決勝が描かれなかった

・発行部数(売り上げ冊数)が少なかった

県大会の準決勝、決勝が描かれなかった

「TIEMPO(ティエンポ)」は埼玉県大会をメインとして描かれていましたが、準々決勝の江南第一戦が終了したところで物語が終了となってしまいました。

まだ見ぬ強豪だった武山高校、練習試合からの因縁がある西浦高校、どちらも物語(試合内容)の見所を十分に作れる相手だったため試合が描かれずに終わってしまった事が打ち切り感が表に出てきている感じです。

発行部数(売り上げ冊数)が少なかった

打ち切りが噂されるもう一つの理由は「発行部数の少なさ」です。

公式に何部売れたのかが公表されている訳ではないのですが、色々と調べてみるとオリコンでランキングされる事が一度もなく、推定での発行部数は1万5000部以下だと想定されています。

参考までの他のスポーツ漫画の推定発行部数を挙げてみると…

スポーツ漫画の歴代発行部数(推定)
・スラムダンク(新装版:全20巻) 1億7000万部
・タッチ(新装版:全14巻) 1億部
・キャプテン翼(全37巻) 9000万部
・シュート(全33巻) 5000万部
・ブルーロック(全29巻) 3000万部
・ジャイアントキリング(全63巻) 1500万部
・Days(全42巻) 1300万部
・エリアの騎士(全57巻) 1300万部

引用元:漫画全巻ドットコム https://www.mangazenkan.com/r/rekidai/total/

上記のように掲載されています。

ティエンポは全17巻発売されていますが、作風などは「Days(デイズ)」にとても似ているので、発行巻数の割合から考えてもせめて200~300万部くらいあれば良かったのかもしれません。

ティエンポが打ち切りがどうかを考察

「TIEMPO(ティエンポ)」の打ち切りが噂される理由について挙げていきましたが、実際に打ち切りだったのかを考察してみました。

ティエンポの終わりは埼玉県内最大のライバルとの戦いで終わっていますが、同じように終わった漫画があります。

その漫画は「スラムダンク」です。

スラムダンクは湘北高校が全国大会に出場して2回戦で絶対王者の山王高校戦を迎えます。
激戦の末に山王高校を撃破するのですが、ここで物語は終了。

「TIEMPO(ティエンポ)」と同じようなシナリオでの終了となっているので、そういった意味では打ち切りだと断言できない点があります。

ただスラムダンクについては作者である井上雄彦さんが本来山王高校戦は負ける姿を描きたかったが、編集者と揉めて結局勝つというシナリオに変わってしまった事から漫画を打ち切ったという噂もありますので、連載終了は既定路線ではなくある意味(作者側による)打ち切りだったとも言えます。

そう考えると打ち切りの可能性が高いのではないかと考察できます。

もう一つ、最大のライバルと序盤に戦いながら終わらなかった漫画があります。

その漫画は「DAYS(デイズ)」です。

「DAYS(デイズ)」は聖蹟高校が全国大会に出場して3回戦で絶対王者の梁山高校戦を迎えます。
激戦の末に梁山高校を撃破するのですが、ここで物語は終了しません。

準々決勝では音羽学院と対戦し、準決勝戦では桜木高校と対戦、決勝戦では沖縄中央高校との対戦となり、結果全国優勝するまでの姿が描かれています。

決勝戦は事実上ハイライトとなり、聖蹟高校は大差で優勝するのですが「DAYS(デイズ)」は最後まで描き切った感じがあり、打ち切りとは言えないエンディングでしたね。

< まとめ >

「TIEMPO(ティエンポ)」はストーリーとしては見せ場のある段階で終了してしまった点においてはスラムダンクと同じような終わり方になっています。

スラムダンクは売り上げ的にはズバ抜けており連載終了の理由は異なる事が想定されますが「TIEMPO(ティエンポ)」は打ち切りになったと考える事が妥当だと言えます。

打ち切りになった理由は「コミックスの販売不振」だと考察します。

構成、キャラクター設定が似ている「DAYS(デイズ)」は累計で1000万部以上を売り上げており、全国大会を最後まで完走した事からも雑誌で連載を続けていく為には売り上げ(マネタイズ)が必要不可欠である事が分かります。

最終回で静岡県の清水学園が出ていたように「TIEMPO(ティエンポ)」もコミックスが売れていれば、埼玉県内の大会のみならず、全国大会も描かれていたのではないかと思います。

個人的にはとても楽しく読めた漫画なので打ち切りは残念な限りですが、漫画の連載はボランティアではないので仕方のないところですね。

いつか続編が出てくることを心待ちにしながらも考察を終了させて頂きます。

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