【ネタバレ注意】漫画「復讐の教科書」あらすじ・最終回解説!登場人物も一覧でまとめてみました。

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「復讐の教科書」は2020~2022年にマガジンポケットにて連載された人気漫画。

今回は漫画「復讐の教科書」のあらすじ・最終回を解説します。

初版発行日‎‎2012年10月9日発売
出版社講談社
作者原作:廣瀬俊、作画:河野慶
巻数全13巻(コミックス)
ジャンルサイコサスペンス
Wikipedia「復讐の教科書」のWikipedia

「復讐の教科書」登場人物一覧

漫画「復讐の教科書」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

登場人物(2年B組)
黒瀬良太郎:主人公
不道エイジ:不良グループのリーダー
遊井学:不良グループ。画家になる夢がある
切木竜也:不良グループ。バスケットボール部
森野くるみ:不良グループ
仙水理人:不良グループ
美谷ひな:切子の恋人
柊カレン
新島絹枝
冴木薫
若王子昴
登場人物(教師)
白鳥聖
吉倉ネネ
登場人物(2年B組以外の生徒)
司馬:バスケットボール部以外の後輩
牛尾:バスケットボール部の同僚
群青ひかる:白鳥の大学の同級生。警視庁の刑事
赤松大:警視庁捜査一課、群青班
桃木龍:警視庁捜査一課、群青班
黄場虎徹:警視庁捜査一課、群青班
金木総司郎:捜査一課長
雨宮:不動の中学校時代の友人
三雲:不動の中学校時代の友人
犬飼耕助:白鳥の高校時代の友人
夏川麦子:白鳥の高校時代の友人
芦屋優馬:白鳥の高校時代の友人
星宮紗良:白鳥の高校時代の友人
神童輝:白鳥の高校時代の担任
仙水エリカ:白鳥の教育実習先の生徒
雪田清子:元バドミントン部
志田さくら:若王子の中学生時代の同級生

「復讐の教科書」のあらすじ

「復讐の教科書」本編のあらすじを紹介します。

まだ「復讐の教科書」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。

1巻のあらすじ

「復讐の教科書」1巻あらすじ

横濱学園高校。

主人公の黒瀬良太郎は学業優秀ながら、不良グループによるいじめを受けていました。

イジメている不良グループは以下の生徒。

不良グループ

不道エイジ(リーダー)

遊井学

切木竜也

森野くるみ

仙水理人

5人は毎日黒瀬に過酷なイジメを仕掛けます。教師の吉倉ネネはいじめの現場を目撃するも、不良グループにごまかされ気付けず。

黒瀬は退学届を書こうとしますが、母親に殴られながら反対され八方塞がりとなります。

行き場のなくなった黒瀬は担任の白鳥に相談。

白鳥は目安箱の設置をクラスに提案したことで、不道たちは黒瀬が白鳥にチクったことに気付き、黒瀬を殺害しようと計画。

屋上へと連れだした不道たち。抵抗する黒瀬を淵へと追い込むと屋上から突き落とします。

落下した黒瀬は、校庭を歩いていた白鳥と激突。その衝撃により、人格が入れ替わってしまいます。

黒瀬の体に入り込んだ白鳥は意識不明の重体。白鳥の体を手に入れた黒瀬は先生の立場を利用して、イジメっ子たちに復讐しようと誓うのでした。

遊井学への復讐

黒瀬が最初に復讐のターゲットにしたのは遊井学。

遊井学のイジメ
遊井は画家を目指しており、高価な道具を買うために黒瀬のバイト代をカツアゲしていた。
教師を目指す黒瀬に学校行事への参加をキャンセルさせ、働かせていた。

黒瀬(白鳥)は遊井の描いた絵画を切り裂くと、学級会で女子生徒の下着が盗まれたと告げます。生徒たちへの荷物検査を行い、予め仕込んであった下着を遊井のカバンから発見。

遊井を呼び出して話をする黒瀬。黒瀬は庇うフリをしながらも、盗んだ下着を他の生徒に押し付けるように誘導。クラスで犯行に及ぼうとする遊井をネネ先生が発見して捕獲。

再び面談室に呼ばれ、黒瀬と話す遊井。黒瀬は下着泥棒は監視カメラで撮影されているかもしれないと焚き付けると、空のUSBを焼却炉の中に仕込みます。

人生を終わらせたくない遊井は焼却炉に手を突っ込みUSBを奪還。

右腕に深い火傷を負い、使い物にならない状態となります。

後から駆け付けた黒瀬は、遊井の右手を踏みつけて「君に存在価値はない」と言い放つのでした。

切木竜也への復讐

黒瀬が次に復讐のターゲットにしたのは「切木竜也」。

切木竜也のイジメ
昼飯を買いに行かせてパシリにしていた切子。好みの味ではなかったことで、カレーを目に入れる拷問を行う。友人を呼べば助けてやると告げ、孤独を味合わせていた。

切子は親友の遊佐が、大火傷をして意識不明の重体となった事で、黒瀬へのイジメがバレる可能性を危惧。イライラして、バスケットボール部の後輩に当たり散らしていました。

黒瀬は先生の立場を利用して、恋人の美谷に接近。切子が隠し事をしていることを示唆すると、2人の関係は少しずつギクシャクしていきます。

休日に美谷を呼び出して、カフェで話す黒瀬。切子に関する浮気の噂を吹聴します。

後日、2人がデートするはずだった時間に”イジメの件”という名目で切子を呼び出し、キャンセルさせるとアリバイ工作を行ったことで、森野くるみと一緒にいるシーンを目撃させ2人の仲を引き裂きます。

傷心した美谷は黒瀬(白鳥)のマンションの前で待ち伏せ。部屋に連れ込んだ黒瀬は、美谷と恋愛関係に発展させ、切子の心を切り裂こうとします。

しかし、切子がマンションの前に現れ、黒瀬(白鳥)に相談したいと話します。

2巻のあらすじ

「復讐の教科書」2巻あらすじ

切木竜也への復讐

切子と美谷をバッティングさせてはいけないと焦る黒瀬。

何度も追い返そうとするものの、食い下がる切子。玄関口で話をしていると、切子は黒瀬イジメのことを語り始めます。

昔イジメられっ子だった美谷は、切子の会話を聞き激しく幻滅。縁を切ることを決意し、切子と連絡を取らなくなります。そして、黒瀬(白鳥)と美谷は体の関係を持ちます。

2人に亀裂が入ってから1週間が経過。

イライラが頂点に達した切子は部活内で、フラストレーションを爆発。後輩の司馬に対して過度な暴力を加えます。保健室で治療をされた司馬は黒瀬(白鳥)に相談。切子の暴力が明らかになります。

黒瀬は切子への制裁を決意。それから1週間後。

登校し、クラスに入った切子は自分の机がないことに気付きます。狼狽する切子に、黒瀬(白鳥)は”停学処分”を言い渡します。

反省することなく、学校を飛び出す切子に対して、更なる制裁を加えようと黒瀬が動きます。ウサギの仮面を被り、切子宅に訪問する黒瀬。

黒瀬を襲い、拉致すると山の中へと移動させ、身柄を拘束。土の中に埋めて、周りに爆竹をセットした黒瀬は切子に最後のチャンスを与えます。

それは「絆チャンス」。LINEで助けを求めて、友達が助けに来れば身柄を解放するというもの。

しかし、不道らイジメグループやバスケットボール部などは切子の助けに反応せず。絶望した切子に美谷のS〇X動画を見せて地獄に落とすと爆竹が一斉に爆発。

至近距離での爆音に、鼓膜が破れ耳が聞こえなくなります。

制裁を終えた黒瀬はは切子を解放。切子は急いで逃げ出します。

帰り道にトラックに轢かれ、切木竜也は死亡

遊佐、切子が相次いで犠牲になった事から不道ら3人は、黒瀬の遺志を継いで制裁をしている犯人がいると判断。自分たちで犯人を捜して殺害しようと計画します。

2人の制裁が終わった黒瀬は、入院している自分の体とその体に魂が入っている白鳥の元で懺悔するものの、残りの3人に制裁を加えることを誓います。

森野くるみへの復讐

遊佐と切子が襲われたことで、不道・仙水・くるみは教室で作戦会議を開きます。

不動の案
何者かをイジメの首謀者に仕立て上げる(冤罪)。そして、犯人が動き出すのを待って、自分たち3人で捕まえて殺害する。

リスクを負いつつも、自分たちの身を守ろうとする不道・仙水に対して、くるみは別の説を唱えます。

くるみの説
今回の犯人は黒瀬の遺志を継ぐものではなく、黒瀬が何者かに乗り移り、その人物が行ったもの。

突飛な案に不道と仙水はあきれ顔。不道は『くるみのインスタ』をネタに脅しをかけ、自分のアイディアに従うよう言いつけます。

教室に盗聴器を仕掛け、3人のやり取りを聞いていた黒瀬。クルミに自分の正体を見抜かれたことに焦り、次のターゲットをくるみにすることを決断します。

森野くるみのイジメ
くるみは自分のインスタに「いいね」がつくことに全てを賭けていた。面白い画像を投稿するために、黒瀬を裸にしてウサギ小屋で写真を撮っていた。

黒瀬はインスタの秘密を探ろうと、くるみに近づきインスタのアカウントを調べます。その動きを察知したくるみは、「白鳥先生は黒瀬が乗り移った人物である」と気付き、黒瀬(白鳥)に宣言します。

3巻のあらすじ

「復讐の教科書」3巻あらすじ

森野くるみへの復讐

教室にある盗聴器に気付いていたくるみは、インスタの情報を掴もうとしてきた黒瀬(白鳥)が犯人だと気付いたのでした。

狼狽する黒瀬は、言い訳を駆使して、その場はなんとか切り抜けます。黒瀬はくるみの弱みを掴もうと尾行し、インスタで「いいね」を貰うためにモラル違反(試着室で買っていない服を買ったように偽装して写真をとる)の行動を行っていることを突き止め、匿名でくるみのインスタに投稿。

追い詰められたくるみは、洋服屋で万引き行為を行い、SNSにアップするという行為を行います。その行為を目撃していた黒瀬は、くるみを脅迫します。

黒瀬(白鳥)の家に行き、万引きした理由を白状させられたくるみ

くるみは、黒瀬の犬となって働くことを誓います。

仙水への復讐

黒瀬は、人格が入れ替わる前に白鳥先生が設置した目安箱の存在気付き、箱の中身を調査。

中に入っていた手紙には「黒瀬がイジメられているので、犯人に対する情報提供をしたい」という内容のものがありました。

黒瀬(白鳥)は柊・新島、ネネ先生らに聞き込みを行った末に屋上へと向かうと冴木薫が待っていました。

冴木は目安箱に投函した日に話を聞いてくれなかったことから素っ気ない態度を取りますが、不道・仙水の弱みを握ればイジメを自供するのではないかとアドバイス。

黒瀬はくるみを使って、不道の女性関係を詮索します。すると、不道は美谷ひなと付き合っていることが分かります。

4巻のあらすじ

「復讐の教科書」4巻あらすじ

仙水への復讐

美谷と肉体関係を持っていた黒瀬(白鳥)は、情報の漏洩を恐れ女性関係から崩すことを諦め、別人を犯人に仕立てる計画を確認します。

不道の計画
不道は藤川をダミーとして犯人にすることを決定。以前、いじめた際に奪った黒瀬の時計を藤川のカバンに入れて、濡れ衣を着せることを予定していた。

2日後の5限、美術の時間に計画を実行すると聞いた黒瀬。教室に隠しカメラを仕込みますが、美谷が乱入したことで計画は未遂に終わります。

そんな時、病院に入院している黒瀬の意識が戻ったと連絡が入ります。

白鳥先生の人格が起きて自らの正体がバレるか心配になる黒瀬。過去のイジメが漏洩する可能性を恐れる不道・仙水・くるみらが、黒瀬の入院している病院に向かいます。

4人が病院へ行くと黒瀬が目を覚ましており、記憶を失っていました

記憶を失ったことで安堵する4人。仙水は記憶を失っているなら、またイジメてやろうと思い立ち、借りてもいないお金を黒瀬と黒瀬の母親に要求。

日が経つごとにイジメや脅迫はエスカレート。あまりに酷いイジメを目の当たりにした黒瀬は、仙水を後ろから殴りかかろうとしますが、未遂に終わります。

仙水は黒瀬を殺害するために山登りに誘います。

高音山で登山した2人。黒瀬(白鳥)は白鳥(黒瀬)に仕込んだお守りにGPSを仕込んで、あとを尾行。しかし、仙水はお守りをちぎり落とすと、中腹にある食堂でアレルギーである蕎麦を白鳥に食べさせます。

白鳥はアナフィラキシーショックを起こし、死亡寸前の状態へ。黒瀬が乱入して、なんとか一命を取り留めますが、白鳥(黒瀬)は自宅療養となります。

仙水を殺害するため、黒瀬は一計を案じます。

大晦日に白鳥(黒瀬)を呼び出し、年越しの渋谷に出掛けることを計画。くるみを通じて仙水・白鳥を呼び出し、3人で街ブラを行います。

ここで仙水が行ったイジメが発覚。

仙水のイジメ
ただ楽しいだけで、黒瀬に暴力を振るう仙水。黒瀬を苦しめるために、ウサギを殺害しようとするが、抵抗されて傷をつけられたことで、刃物で襲い掛かります。
結果、黒瀬の方にはカッターの切り傷が出来ていました。

個室に連れて行き、白鳥(黒瀬)を殺害しようと計画しますが、黒瀬はくるみと白鳥を回避させ、仙水を孤立させます。

すると、仙水は痴漢の冤罪を着せられます。持っているカッターが、見つかり群衆から取り押さえられそうになった仙水は逃走。黒瀬は人混みの中、走り回る仙水を狙い、刃物で腹部をズドン。

人混みから抜けた仙水は腹部から出血に気付き、その場に倒れこみます。

5巻のあらすじ

「復讐の教科書」5巻あらすじ

仙水への復讐

仙水は意識が薄れる中、道行く人に助けを求めようとしますが、黒瀬が現れます。

黒瀬は仙水の前に立ち壁と作ると、仙水は助けを呼べない状況に。意識が薄れる仙水に対して、イジメへの報復であることを告げます。

仙水理人は涙流れに無念を噛みしめ、出血多量で死亡します。

遊井との決着

仙水が死亡してから半月。警察が学校へ調査にやってきます。

警察に来たのは、警部補の群青ひかると巡査長の赤松大。群青は白鳥の大学時代の同級生で、仙水の事件の際に対面していました。

黒瀬(白鳥)が、大学時代と違う対応であることに疑問を感じた事と意識を取り戻した遊井が黒瀬(白鳥)の悪事を告発したことから、学校で起こった事件の疑いをかけます。

黒瀬(白鳥)は”遊井がイジメの犯行を行った”と証言したことで、群青たちは遊井に証言をとります。予め不道たちとアリバイの調整をしていた遊井ですが、不道の裏切りによってアリバイの辻褄が合わず。群青の疑いをより一層深めてしまいます。

不道の裏切りに激高した遊井は、刃物を持って学校へ乱入。黒瀬(白鳥)を発見すると、不道を呼び出すように依頼。不道を倉庫に呼び出すと、遊井は刃物を突き付けて威嚇。

不道を殴り倒し、刺そうとしますが、黒瀬(白鳥)たちが倉庫に到着。すると白鳥(黒瀬)が演技をはじめます。

白鳥(黒瀬)は遊井の首元を切りつけ殺害します

カギをこじ開けて乱入する黒瀬(白鳥)たちが到着した頃には、白鳥(黒瀬)は「遊井が自殺した」と証言するのでした。

白鳥聖の正体

黒瀬の体に乗り移った白鳥聖、彼は冷酷な殺人鬼でした

不道の見舞いにいく、黒瀬(白鳥)。倉庫で起きた事件を説明している最中に、不道の父親である不道正義と校長先生が病室に入ってきます。

校長は黒瀬(白鳥)に退職勧告しますが、白鳥(黒瀬)が入ってきて、不道正義と校長を説得。白鳥は記憶喪失の黒瀬を演じており、黒瀬の復讐に便乗して、殺人を楽しもうと考えていました。

  • 群青は白鳥先生が別人格に変わったのではないかと推察。

白鳥の家に訪問して、黒瀬(白鳥)に事情聴取をしますが、決定的な証拠をつかむことが出来ません。

黒瀬は、白鳥先生がどんな人格だったかを確認するために、施錠されている引き出しを開けます。すると、各生徒の悪口や悪い面が書かれたノートを発見。黒瀬についての評価は”1番嫌いなタイプだが、1番利用価値がある”と記載されていました。

そのノートを見た瞬間、白鳥(黒瀬)が訪問します。白鳥は自身の家にある秘密のノートを回収しようと試みますが、既に見られたことを知り退散。

黒瀬に対する「復讐の教科書」として敢えて見せることを決めます。

6巻のあらすじ

「復讐の教科書」6巻あらすじ

不道エイジへの復讐

白鳥聖が、記憶喪失の黒瀬を演じていることに気付いた黒瀬。ノートを見た黒瀬は、自分の父親と不道の関係を知ります。

黒瀬の父親自殺の真相
半年前、黒瀬の父親は痴漢の容疑をかけられて逮捕。
父親は冤罪を主張して、裁判で戦おうとしますが、母親は父親を切り捨てて離婚。
父親は一人でも戦うことを黒瀬に誓っていたが、翌日には死亡していた。

白鳥のノートから、不道が父親の自殺に関わっていることに気付いた黒瀬は、痴漢事件の調査を行います。

痴漢の被害者とされている雨宮と友人の三雲に聞き込みを行った黒瀬(白鳥)。動揺する雨宮に対して、感情をむき出しにする三雲、彼らが不道と同じ中学校だったことから、柊に尋ねると3人がずっと仲良かったことが判明します。

三雲と雨宮は痴漢をでっち上げ、えん罪を着せることでお小遣い稼ぎをしていました。

2人が内密で話をしていることを聞きつけた黒瀬は2人の会話を録音すると不道への復讐の準備を整えていきます。

不道は作文コンクールで入賞したため、校内放送で作文の内容が公開されることに。イジメをテーマにした作文が読まれ、クラスメイトからは絶賛されるも、その後黒瀬をイジメていた時の音声が流れます。

濡れ衣を主張する不道は、冴木がこの放送を流した犯人だと突っかかるも、冴木は挑発に乗らず。音声を仕掛けた黒瀬(白鳥)は、そのあとも嫌がらせを行い、精神的に追い詰められていく不道。

追い詰められたことから周りの話し声も、自分に向けられていると感じ、クラスメイトとの軋轢を深めていきます。そして、実際にイジメられるように…。

皆に見放されて絶望に陥る中、三雲・雨宮は黒瀬父親の痴漢冤罪について自首。警察の捜査を受けることになります。

父親の不道正義によって助けられたエイジ。不道正義が以前から黒瀬を買っていたことから、反発心を抱きながらも現状を打開しようと動きます。

くるみが黒瀬(白鳥)と繋がっていることを知った不道。くるみを尾行して、黒瀬(白鳥)と繋がっていることを確信すると反撃を開始。

黒瀬(白鳥)の元へ直接行き、宣戦布告を行います。黒瀬を追い込むために情報収集し、嫌がらせを行う不道は、人格が急に変わったことに疑問を持ち始めます。

すると、ネネ先生が不道に接近します。

ネネ先生は不道に白鳥先生(途中から黒瀬が入れ替わった人格を含め)のことを話すと、不道は白鳥先生の体に黒瀬が入り込んだことを確信します。

そしてその夜、不道は黒瀬(白鳥)に電話をして「正体を見破った」と告白します。

7巻のあらすじ

「復讐の教科書」7巻あらすじ

不道エイジへの復讐

不道の話を聞いた黒瀬は、自らの正体が見破られたことに気付きます。

一計を案じた黒瀬は、くるみを使って不道をカフェに呼び出す約束の取り付けに成功。しかし、黒瀬の罠を見破った不道は、約束の場所に現れず、警視庁本部へと向かいます。

赤松と話すも、話が通じなかったため群青の元へ。操作場所である学校の屋上へ向かうと、そこには黒瀬(白鳥)が待ち構えていました。

殴り合いになる2人。ここで黒瀬は不道がイジメを行った動機を聞きます。

不道のイジメ
不道は当初、頭のいい同士で黒瀬と仲良くしていた。しかし、自分に向けた愛情を向けてくれない父親が、黒瀬を気に入り、可愛がるようになった。
そのことに嫉妬した不道は白鳥先生に相談。白鳥から黒瀬をイジメるよう誘導され、イジメに至ってしまった。

その後、刃物を持ちだした不道。血を流しながら2人は戦いますが、最後は体格に優れる黒瀬(白鳥)が、不道を屋上から突き落とします。

不道を殺したと確信した黒瀬ですが、下には白鳥(黒瀬)がマットレスを敷いて不道を救出していました。

駆け付けた黒瀬は白鳥に対して、「正体は知っている!」と啖呵を切り、宣戦布告を行うのでした。

雪田清子を巡る攻防

一命を取り留めた不道は入院。お見舞いに行く名目で、病院に行った黒瀬(白鳥)ですが、不道は転校して手を引くと宣言、病室に白鳥(黒瀬)も入ってきたことで、黒瀬はとりあえずこの場を退散します。

不道と2人になった白鳥は、人格入れ替えの事情を知った赤松について殺害する計画を立てます。

一方の黒瀬は不道への制裁、白鳥への対応を考える上でノートを見返し、考えます。柊カレンのページに何も書いてなかった事から、柊へ事情聴取を行います。すると、過去に部活の先輩である雪田清子が、カレンに対してイジメを行っていた事が発覚。

雪田は既に転校しており、1年以上行方不明になっていたことを知った黒瀬は、赤松に協力を依頼して捜査に入ります。

白鳥は不道に対して、赤松を殺害するよう脅迫。追い詰められた不道は、赤松が駅にいるときに背中を押し、突き落とそうとします。

8巻のあらすじ

「復讐の教科書」8巻あらすじ

雪田清子を巡る攻防

不道の凶行を直前で止めた白鳥。突き落とす瞬間の画像をおさめ、完全に下僕にすることに成功します。

黒瀬は雪田の行方を追うため、失踪時に働いていた場所に聞き込み調査を開始。すると、1年生の時の白鳥のノートを発見します。

ノートの内容
柊カレンは優秀なうえで、心優しい完璧な生徒。白鳥の最も嫌いなタイプで、雪田をけしかけてイジメを誘導したい。また、柊は黒瀬に好意を持っているので、それを利用したい。

カレンから熱海にいるという噂を聞きつけた黒瀬は、カレン・新島絹枝の3人で熱海で聞き込みを開始。とある旅館で働いている事を知り、旅館に宿泊することになります。

3人は雪田清子と対面することに成功しますが、雪田は黒瀬(白鳥)の顔を見るやいなや、恐怖で立ちすくみ、逃げ出そうとします。

雪田を捕まえた黒瀬(白鳥)は、記憶喪失になったと言い訳をしながら、当時の事情を聞きだそうとします。

しかし、白鳥(黒瀬)と不道が旅館へ現れます。白鳥(黒瀬)は柊への暴力をネタに黒瀬をおびき出すと、不道が雪田を連れ出し、山の中へと誘導。

途中で現れた黒瀬が、雪田を守ろうとしますが、2人は殴り合いへと発展。血を流し合う大乱闘となりますが、白鳥(黒瀬)が参戦したことで、黒瀬は雪田を逃がし、身を守るのでした。

柊カンナを巡る攻防

熱海での乱闘を終えた黒瀬たち。白鳥は不道に生徒たちをけしかける理由を話します。

白鳥は強者が支配し、強者が憧れられる社会を憎んでいた。クラスの強者である黒瀬と柊をターゲットにして、潰そうと考えていた。

白鳥は、黒瀬に精神的なダメージを与えるため柊カレンを落とすことを決めます。

黒瀬は柊に「白鳥(黒瀬)に近づくな」と警告を与えるものの、1年生の頃から黒瀬良太郎に好意を持っていた柊は言うことを聞き入れなかったため、人格が入れ替わったことを伝えます。

しかし翌日、白鳥は”何者か”に1年生のエピソードを聞き、その話を柊にすることで心を掴むと、交際を申し込みます。そして、柊は告白を受け入れるのでした。

9巻のあらすじ

「復讐の教科書」9巻あらすじ

柊カンナを巡る攻防

柊を止めるため必死な黒瀬。友人の新島にも正体を打ち明け、カレンがいる場所を聞き出します。カレンを止めるために倉庫に向かった黒瀬。

待ち伏せをしていた黒瀬ですが、柊は黒瀬と共に倉庫へ。黒瀬は積極的な柊を口説き、肉体関係へと発展。止めることが出来なかった黒瀬は絶望の淵に立たされます。

痛手を受けた黒瀬(白鳥)は翌日から休職します。

協力者Xの正体

黒瀬を追いやった白鳥。更なる地獄へ陥れるために柊をさらに失墜させる計画を立てます。

計画が進む中、柊と黒瀬のエピソードを白鳥にリークした”X(何者か)”はもっと派手に暴れようと持ち掛けます。白鳥から諫められたことで、Xは暴走し、ウサギ小屋に放火。

冴木が火災現場でくるみを発見。その後、火災現場へと向かいますが、ウサギは死亡してしまいます。

翌日、警察署へ出向く冴木。捜査一課の刑事である金木総司郎により事情聴取を受けますが、くるみのことは黙秘。学校へ行くと、ネネ先生からウサギ小屋の火災はタバコの不始末が原因だと聞かされ持ち物検査が行われます。

すると、冴木のカバンからタバコが。一気に冴木に疑惑の目が向きますが、くるみが火災現場で冴木を目撃したことを証言して、その場は何とかやり過ごします。

その日の午後、くるみに対する誹謗中傷ビラが配られます。

冴木はビラの内容を確認するとくるみは事実を認め、犯人を捜すために聞き込み調査を開始。一番の容疑者である不道に聞くも真偽は分からず…。

次に、以前くるみのスマホを拾った若王子を尾行。すると、若王子が「ウサギ小屋が燃えて良かった」と呟いている場面に遭遇。若王子を問い詰めますが、逃げられます。

若王子の自宅を訪問し、部屋を探索するとある日記を発見。そこには若王子が誰に恋をしていることが綴られていたため、若王子の調査を始めます。

冴木はネネ先生に聞き込みを行い、くるみは中学生時代の同級生志田さくらに事情を聴取。

若王子昴の人間性
女子生徒目当てで吹奏楽部に入った若王子。部長の志田に注意されるが、自分が注目されるためになんでもする性格に困っていた。

冴木は若王子にも事情を聞こうと近寄りますが、何者かによって階段から突き落とされていました。冴木は暴行の容疑を突き付けられ警察に捕まります。

どうしていいのかわからなくなったくるみは黒瀬に相談するも、黒瀬はショックから立ち直れず。通りに居合わせた新島に相談しますが、新島に刃物で腹部を刺されます。

協力者Xは、新島絹枝でした。

新島は「嫌いな人間を地獄に落としたい」という気持ちで、柊カレンをハメて、白鳥の計画にも加担していました。新島はくるみをボコボコに殴り、意識不明の重体として病院に運ばれる事態に。

お見舞いに来た黒瀬は、くるみから「もう一度、立ち上がってくれ」と遺言を受け取ります。

森野くるみは涙を流しながら、息を引き取ります。

10巻のあらすじ

「復讐の教科書」10巻あらすじ

学校内での全面戦争

翌日の学校では、緊急集会が開催されます。冴木は犯人と目されていましたが、柊は冴木を擁護。新島は柊の態度を激しく責めケンカが始まります。

柊は謝罪しますが、謝罪する柊に対し、新島は縄で柊の首を絞め始めます。死ぬ寸前まで追い込まれますが、黒瀬(白鳥)が救出に入ります。

黒瀬は柊を教室の外に出すと、新島と2人きりになり、ボコボコに。追い詰められた新島は過去の罪を告白。

  • 飼育小屋を燃やしたこと
  • 若王子を突き落としたこと
  • くるみを殺害したこと
  • 冴木に罪を着せたこと
  • 雪田清子のイジメに便乗したこと
  • 柊が気に入っていたウサギを殺害したこと

新島は自白したことで、なんとか逃げようとしますが、逃がさない黒瀬はクビにロープを巻きます。

新島絹枝は黒瀬によって絞殺されます。

黒瀬は”新島の自白音声”を群青へ送り、冴木は釈放されます。

直後、不道が黒瀬の前に現れます。不道は黒瀬が新島を殺害する様子を隠し撮りして、他の生徒を呼んで黒瀬(白鳥)を捕らえようとします。他の生徒を蹴散らしながら不道を追いますが、追いかけている最中、美谷によって刺されてしまいます。

黒瀬は階段の手摺に拘束されますが、ネネ先生が救出。黒瀬は不道によって拉致された柊の救出を依頼、ネネ先生は自分に好意を持つ若王子を使って、校内放送での呼びかけを行います。

若王子は「不道が、柊を拉致して殺害しようとしている」と呼びかけると生徒達は不道を止めようとします。

校内が大騒ぎになっている中、白鳥(黒瀬)は学校にガソリンを撒き放火。学内にいる全員を殺害しようと動きます。

取り残されていた生徒達は救命袋で次々と脱出。生徒に追われた不道は人がいない教室の救命袋を探し回ります。辿り着いた教室には黒瀬がいました。

黒瀬は不道に「2人で白鳥先生に復讐しよう」と持ち掛けますが、不道は拒否。対話中に建物が崩落、黒瀬は不道を庇い、身動きが取れない状態となります。不道は黒瀬を見捨てて一人で救命袋へと向かい脱出を試みます。

救命袋には亀裂が入っており、4階から落下した不道エイジは死亡します。

11巻のあらすじ

「復讐の教科書」11巻あらすじ

学校内での全面戦争

なんとか校舎外に出ようとする黒瀬の前に現れたのは新島絹枝。新島は首吊りをされ、亡くなったかに思われましたが、他の生徒に助けられ一命を取り留めていました。

美谷に刺された傷が癒えない黒瀬は追い込まれていきますが、冴木が救出に現れます。黒瀬を逃がした冴木は、新島と戦闘を開始。力比べでは劣る新島は逃げ出しますが、逃げ出した先に防火シャッターが閉鎖。

シャッターに挟まれた新島絹枝は今度こそ死亡します。

黒瀬以外の生徒が全員救命袋から脱出。白鳥は勝ちを確信し、その場を去っていきます。志田さくらに電話して、今後の手駒を増やそうと計画しますが、目の前にこっそり逃げ出した黒瀬が現れます。

黒瀬vs白鳥、最終決戦

黒瀬は刃物を突き付けて、白鳥をバスに乗せます。バスの中で、なぜ自分をイジメたのかを問い詰めます。

白鳥がイジメた動機
白鳥は強者が作った社会を恨んでいた。弱者が強者に追いついていない現状を「もっと頑張れ」「努力不足」で済ませることに我慢が出来なかった。
黒瀬は心の強い人間、そういう人間に不道・新島ら偏屈な人間を洗脳して潰そうとしていた。

黒瀬らはとある病院の前で降車。とある病院とは、白鳥の母親が入院している病院。

黒瀬は白鳥の母親を殺害することで、精神的なダメージを与えようと考えていました。しかし、病院へ連れて行く途中に美谷が現れ救出。黒瀬は白鳥・美谷を追いかけます。

歩道橋に差し掛かった時、美谷はナイフで刺そうと待ち伏せ。黒瀬が階段を上ってきたときに、白鳥が美谷を後ろから蹴り落とします。

自らのナイフを胸に刺した美谷ひなは死亡。

黒瀬も腹部を刺されて、重傷を負います。それでも、白鳥を追う黒瀬。歩道橋のうえで2人は格闘を始めます。体格に勝る黒瀬は、白鳥を殴り弱らせると、黒瀬は白鳥を担ぎ手摺の外へ。

心中しようとしますが、白鳥の抵抗で一緒に転落することは免れます。その後も殴り合い、白鳥は階段から転落。足を折ってしまったことで身動きが取れなくなります。

黒瀬は白鳥を目掛けて飛び降り、思い切り頭突きをします。

結果、白鳥(の体)は死亡。黒瀬1人が生き残ります。

白鳥聖の過去

今回の事件は、不道・美谷・新島の3人が犯人という形で事件が処理され、白鳥は生徒を守ったヒーローという扱いとなります。群青は白鳥の悪事を暴くため、過去の事件について調査を開始。

病院に入院している黒瀬。お見舞いにきた冴木とも、しっかりと会話をしており、意識は戻していました。

群青は黒瀬の病室を訪問し、事情を聴取しようとしますが、黒瀬は病院から脱走していました。黒瀬の中にいる人格が白鳥なのか、黒瀬本人なのかが分からない状況を危惧した群青。

翌日から群青班を総動員して黒瀬の行方を捜索を開始。同時に白鳥の過去の犯罪の調査も行います。

白鳥の部屋から見つけた「4つの物」にヒントがあると考え、聞き込みを開始。高校時代の友人である犬飼耕助夏川麦子に当時のことを聞きます。

白鳥の高校時代
高校3年生の9月に開帝高校に転入した白鳥。クラスは芦屋優馬を中心に構成されており、犬飼がイジメられている状態。白鳥はイジメには屈しないと断言し、芦屋に対して啖呵を切ります。

12巻のあらすじ

「復讐の教科書」12巻あらすじ

白鳥聖の過去

白鳥の高校時代
クラス全体が、犬飼に対するイジメを容認する空気に違和感を感じた白鳥。
犬飼が想いを寄せる星宮紗良を誘い、犬飼耕助、夏川麦子の4人で遊びに行きます。
遊び終え、星宮と2人で帰路につく途中、何者かに背中を押され、階段を転落。

芦屋の仕業だと断定した白鳥。2人で決闘を行った末に、芦屋は水難事故で死亡します。
責任を感じた白鳥は自殺未遂をした。

その後、学校に通い始めた白鳥。担任の神童輝から教師になることを勧められます。星宮たちにも後押しされ、教師を目指すことを決めます。

黒瀬は志田さくらの自宅を訪問していました。「自分が人生を終わらせる前に会いたかった」と告げると、拒絶するさくらは何でも協力すると申し出ます。

群青は白鳥が通っていた大学の部室を調査し、屋根裏にある活動日誌を発見します。活動日誌を見に行く途中、群青は部下に、大学時代の出来事を語ります。

白鳥・群青の大学時代
東横大学に通う群青ひかる・白鳥聖・星宮紗良らは、それぞれ就職が決まり、打ち上げをしていました。(白鳥は中学1年生の吉倉ネネの家庭教師をやっていました)

白鳥と星宮は母校開帝高校で教育実習をすることに。生徒会長である仙水エリカは2人をターゲットにすることを決めます。
仙水は陰キャの篠田を使って嫌がらせを行うと、日に日に嫌がらせはエスカレート。

星宮もターゲットにし始めた仙水に対して、2人で話す場を設けます。仙水の悪事を暴こうとする白鳥の前に神童が現れます。
そして、神童が仙水にイジメを指示していた事が明らかに。神童は「弱者淘汰」のイジメを広げるための後継者として白鳥を指名していたのでした。

白鳥は反発するも、神童からの圧力を受けた事で殺害を決意。神童と仙水を屋上に呼び出し、2人が争ったように見せかけて転落させると、己の中にいる悪魔を爆発させるのでした。

現場を通りがかった星宮は、この事件以来白鳥を避けるようになり、事件の関与を匂わせる手紙を部活の活動日誌に残していました。

群青は部室に入り、活動日誌を調べるも特段目ぼしい書き込みはなし。唯一、封筒が入っていたであろう痕を見つけるのでした。

いち早く、封筒を回収した白鳥(黒瀬)。黒瀬の決死のダイビングは実らず、黒瀬の体には白鳥の魂が残ったままでした。

13巻のあらすじ

「復讐の教科書」13巻あらすじ

最終決戦

防犯カメラで封筒を取った人物を探す群青。すると松葉杖をついた黒瀬を発見、黒瀬の仕業であることが判明した群青は”黒瀬の体には白鳥が入っている”ことを確信します。

柊カレンは白鳥の悪事を暴こうと動いていました。

志田さくらは柊の下へと向かい、白鳥への中傷を辞めさせようとします。しかし、意志が固い柊の態度を見た志田は、一緒にいる部屋に火をつけます。

柊カレンは火事に巻き込まれ焼死します。

冴木はカフェでネネ先生と話をしていました。

  • 黒瀬の体には白鳥が入っていること
  • ネネ先生は学生時代に白鳥を家庭教師につけていたこと
  • 白鳥が自分たちの命を狙っていること

これらを話し、神童たちを殺害した夜にネネがアリバイ工作の協力をしていたことを自白。

群青にそのことを伝えに行きますが、途中で白鳥と志田に遭遇。ネネ先生が、橋から落とされたことで冴木も川へと落ちていくのでした。

冴木薫吉倉ネネは川に飲まれ溺死します。

残る邪魔者を排除しようとする白鳥は、群青がいるホテルへ。泊っている部屋へ黒瀬として訪問します。

白鳥はさくらが真犯人で、冴木・柊・ネネを殺害したと話し、群青に逮捕させようと説得。群青は白鳥の要求を飲んで、赤松にさくらを捕らえるよう連絡をします。

勝ちを確信した白鳥。その瞬間にその場に倒れます。群青は黒瀬のアレルギー物質である蕎麦茶を飲ませていました。そして、黒瀬から託された「復讐の教科書」を見せます。

復讐の教科書の内容
黒瀬は、自分が亡くなった時のため、その後の対応を記したノートを群青に渡していた。
人格が黒瀬に戻っていたペットのハム吉を心配しているはずだから、ハム吉を話題に出さない時点で、人格は白鳥のままだと指示。

志田さくらは、人格が白鳥であることに気付いており、家族と自分の命を守るために洗脳されたフリをした。冴木・柊・ネネも生きている。

刑事生命を失ってもいいと腹を括った群青。白鳥が動けなくなったことを見計らって、刑事を呼ぼうとしますが、死んだふりをしていた白鳥にナイフで刺されます。

白鳥は死にゆく群青に大学時代の真相を語ります。

星宮紗良死亡の真相
星宮は白鳥の罪を受け入れられず、自首を促します。星宮を守るために手を汚した白鳥は深く傷つき、世の中に強者はいらないと強く思うように。
星宮を階段から突き落として殺害すると、現在な邪悪な白鳥に変貌した。

深手を負う群青に対して、トドメを刺そうとナイフを振り上げる白鳥。振り下ろしたナイフは白鳥(黒瀬の体)の腹に突き刺さります。

白鳥が支配していた黒瀬の体から、黒瀬の魂が現れたのでした。

白鳥聖黒瀬良太郎は出血多量によって死亡します。

後日談(最終回)

白鳥(黒瀬)を殺害しようとした群青は逮捕され、刑務所に服役していました。面会に来た赤松。赤松は事件後の関係者のその後について群青に報告。

  • 黒瀬の母親は白鳥に洗脳され、黒瀬を追いつめる行動を取っていました。
  • 不道の父親も白鳥に洗脳され、不道を追いつめる行動を取っていました。

ただ黒瀬の母親も不道の父親も、自分の理想像を押し付けてた側面があり、それを白鳥に利用されてことから2人とも反省をしていました。

  • ネネは父親に教師を辞めるよう父から言いつけられますが、若王子の説得により、教師を続けることに。
  • 柊カレンと志田さくらはお互いに事件のことを語り合い、親交を深めていきます。
  • 雪田清子は事件を見て、自宅へと戻ります。
  • 白鳥の母親は関係者に謝罪の手紙を書き、そのあと息を引き取ります。

そして、死んだと思われていた森野くるみは生きており、懸命にリハビリを行っていました。

くるみは脳挫傷によって、左の手足が麻痺しており、簡単に立ち直れる状態ではないものの「自分にはやれることがある」という使命感の元に何度も立ち上がっていました。

くるみは私立みなとみらい学園に編入。大きな事件の加害者として扱われた事から、クラスの厄介者とされ、周りから学校に来るなと警告を受けていました。赤松に連絡をするか迷いながらも、自分の力で立ち直る必要があると考えるくるみ。

翌日、黒瀬のお墓参りに行くとお墓には冴木がいました。

くるみは学校で起こった事、クラスメイトから言われた事を冴木に相談。冴木は「死に方にバッドエンドもハッピーエンドもない」と言い、「誰からも忘れられたら、人間はいなくなっちまう。俺はそれこそバッドエンドだと思う。逆に人の心に生き続けていたら、ハッピーエンドなんじゃないか」と告げ、黒瀬を幸せにしようと励まします。

冴木の激を聞いたくるみは次の日。クラスメイトに立ち向かうため、教室に入っていくのでした。

まとめ

ここまで「復讐の教科書のあらすじ・最終回を解説しました

序盤はサイエンスホラーの復讐劇、中盤は巨悪に立ち向かうアクションサスペンス、最後にはヒューマンドラマという形で、シナリオを変えながらも、見事に着地した漫画です。

原作者の廣瀬俊さんは、当初くるみはこのまま死亡しているシナリオを用意していたのだとか。しかし、ストーリーが進めば進むほどのファンを増やすくるみのために、最後は生きているストーリーに変更したことが「あとがき」に書かれています。

様々なテイストを楽しめるサスペンスの良作。是非、実際に漫画を読んで楽しんで下さい。

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