【ネタバレ注意】漫画「伝説の頭 翔」あらすじ全編、最終回解説！登場人物も一覧でまとめてみました。

漫画「伝説の頭 翔」は2003年から「週刊少年マガジン」にて連載されていた大人気漫画です。

漫画「伝説の頭 翔」のコミックスは全11巻がリリースされています。

今回は漫画「伝説の頭 翔」のコミックスを全巻無料で読めるか調査しました。

初版発行日	‎‎‎‎2003年12月17日発売
作者	原作：夏原武、作画：刃森尊
巻数	全１１巻（コミックス）
ジャンル	ヤンキー漫画
Wikipedia	「伝説の頭 翔」のWikipedia

「伝説の頭 翔」冒頭のあらすじ

ブロローグ

15歳の少年、山田達人は名前とは裏腹にクラスの最下層としてパシリに準じており「二酸化炭素」というあだ名をつけられていました。

強い男に憧れながらも影の薄い学生生活を送っていた達人。

彼はある日、深夜にコンビニに行く為に公園を横切ろうとすると数多くのチーマー（不良）達が集まっている現場に遭遇します。

集まったメンバーたちは、グランドクロス7代目総長である伊集院翔を崇拝していました。

グランドクロス

ヤクザも恐れる愚連集団。
関東最大となる5000人を集めるギャング、チーマー、暴走族の連合体

ある日、達人は想いを寄せる中学生時代の同級生藤谷彩とデートをしていました。

デートの最中に達人の天敵である鮫洲が現われます。
鮫洲に絡まれた達人は殴り飛ばれる、彩を無理矢理連れていかれてしまいます。

己の不甲斐なさから自殺を考える達人

思い悩みながら町を歩いていると子供がバイクに轢かれてしまいそうな現場に遭遇します。

勇気を出して子供を助けた達人。
バイクも子供を庇って転倒し、運転手は宙に飛ばされてしまいます。

達人が駆け寄ると運転手はグランドクロスの総長である伊集院翔でした。

翔を担いで病院へ連れて行った達人
達人の行動もあって翔は一命を取り留めますが1ヶ月の入院生活を強いられます。

翔は背格好がそっくりな達人に自分の身代わりになるよう依頼をします

翔となって1ヶ月生活する事になった達人
果たして、無事に代理を務める事は出来るのか！？

「伝説の頭 翔」登場人物一覧

漫画「伝説の頭 翔」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

終盤から登場する人物もいますので、「伝説の頭 翔」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。

「伝説の頭 翔」に出てくる登場人物は以下の通りです

登場人物

山田達人：あだ名は二酸化炭素
藤谷彩：達人の中学時代の同級生
鮫洲：達人の天敵であるヤンキー
城倉サトル：翔の親友
神尾：クラブ「サンタマリア」を仕切るヤクザ
真堂哲士：ヤクザＴ組若頭筆頭
光井：学年成績トップの優等生だが、カンニングをしている
黒田虎之助：黒田の父親。伝説グループ銀虎の総隊長
山岡：狂犬の異名を持つ、翔世代の先輩
竹澤：新人議員
三浦：竹澤支持者会
三浦翼：竹澤支持者会である三浦の息子
氏家：翔の中学時代の先輩
杉浦：星川由紀恵の中学校時代の担任
三山：星川由紀恵と同級生の男性。ボクシングの国体チャンピオン
ナオユキ：ナオコの弟
赤城：翔の先輩、現在は高校教師
天宮薫：青少年教育研究家
大江：元WHITECROWの頭。現在はホームレス
沢口：北田アツシの親友でサッカー部
ちひろ：北田アツシが恋する女性
萩原：北田アツシの天敵
ケンジ：ミズホの兄
工藤レイ：ミズホの母。伝説のレディース「紅桜」の初代アタマ
竜一：翔の兄貴分

グランドクロス（登場人物）

伊集院翔：グランドクロス7代目総長
大門伝助：本部親衛隊長
桜井：一本気な男
藤原：遊びの達人
丸山：よく嘘をつく
黒田：グランドクロスの化物
伊原：元グランドクロスの特攻隊長。翔の親友
北田アツシ：Ｂ地区隊長。グランドクロス一のお祭り男
白木ミズホ：グランドクロス初の女性隊員
吉田：新人

警察関係者（登場人物）

村田：定年を迎える刑事
陣内響子：新任の女刑事。警察学校主席のエリート
鮫島：「少年課の鬼」の異名を持つ刑事
工藤：薬物対策課の刑事
鬼瓦：レイの時代から働く警察官

ブラッドマフィア（登場人物）

東城：頭

悪神連合（登場人物）

金山：元房総狂走会の特攻隊長。あだ名は狂犬

北総喧嘩隊（登場人物）

瀬山大護：総隊長
瀬山新二：桂木和美を狙う生徒。アタマの弟

ブラックブリザート（登場人物）

高野：総長

笹目連合（登場人物）

鳴門：総長。武闘の帝王の異名を持つ

ホワイトローズ（登場人物）

早乙女：IQヘッド。ヤクザ仁王会と繋がりがある
森田：元グランドクロス

G地域最小チーム（登場人物）

片桐：頭

五芒星（登場人物）

明記ナシ

レッドブリザード（登場人物）

蟇目：ヘッド
福田：サブヘッド

スカルヘッド（登場人物）

藤岡：ヘッド

赤龍（登場人物）

足立兄弟：チームのツートップ

幻龍（登場人物）

白武

赤神（登場人物）

岩城：特攻隊長

WHITE CROW（登場人物）

大江：ヘッド

Gベリー（登場人物）

明記ナシ

パープルパンサー（登場人物）

青山：パープルダンサーの頭脳
陣内：シ☆ヤのチーム
石川
吉井：パープルダンサーを裏で仕切るヤクザ

パープルシーサー（登場人物）

門田：頭

他市のチーム（登場人物）

松波

チーム名なし（登場人物）

キヨト：頭脳で支配する頭

翔に想いを寄せる女性（登場人物）

ナオコ：翔の恋人
貴子：ナオコの妹
浅田キョウ子：警察官少年課の警察
リエ：美人の婦人警官
若林ちさと：翔と同じ学校の女子
藤沢京子：ギャングのアイドル
桂木和美：私立菫女子の生徒
アヤ：クラブ「サンタマリア」の女王
城倉シホ：どーてーナンパ祭りに参加している女性、サトルの妹
サユリ：G地域のナンバーワン
カナコ：
本郷玲：黒田が想いを寄せる女性
カスミ：元レディース
星川由紀恵：達人の子供の頃の初恋相手
清水桃子：学校の生徒でシ☆ヤ好きなの女子
みさと：桃子の友達

「伝説の頭 翔」本編のあらすじ

「伝説の頭 翔」本編のあらすじを紹介します。

まだ「伝説の頭 翔」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。

悪神連合との戦い

伊集院翔として生活を送る事になった達人

強面の男達が翔（達人）に対して頭を下げ、周りにいる女子全員が羨望の眼差しで翔を見つめる。
天敵だった鮫洲もヘコヘコと頭を下げる光景

戸惑いを感じながらも優越感に浸り翔としての初日を過ごしていましたが、一人の男が翔を狙っているという情報を入手します。

その人物とはである悪神連合の金山

金山はかつてグランドクロスとの抗争で金属バットを振り回し２０人を病院送りにした狂犬の異名と持つヤンキー

鑑別所から出所して翔を狙っていました。

達人は金山の件について翔に相談すると、翔は金山とタイマン勝負をするよう指示
翔が送った「ケンカ五輪書」を読んで対策を練ります。

金山に見つけられた翔（達人）はタイマン勝負を行う事になります。

今までケンカをして事のない達人は金山の攻撃にビビり防戦一方となりますが、ケンカ五輪書に書いてあった内容で反撃を行います。

金山にダメージを与えた事から周りを冷静に判断できるようになった達人は金山の顔面にパンチを入れると後方からの頭突きで金山を倒します。

金山に勝った事を報告する達人
翔は達人がこのまま化けて成長する事を予感するのでした。

北総喧嘩隊との戦い

金山との勝負を制した達人はしばし平穏な日々を過ごします。

ギャングのリーダーである京子らと交流を深めて、順風満帆な生活を送っている中で事件が起こります。

それはチームメンバーである桜井が起こした暴力事件

私立菫女子に通う桂木和美に想いを寄せていた桜井はヤンキーたちに囲まれセクハラを受けている桂木を助ける為に殴りかかってしまいました。

殴ったヤンキーは北総喧嘩隊のトップである瀬山大護の弟である瀬山新二

いきなり殴りかかってしまった事から翔は達人に対して「瀬山大護に謝罪に行け」という指示を与えます。

桜井と2人で北総喧嘩隊の集会に行った翔は瀬山大護に謝罪を行います。
この謝罪に対して瀬山新二は「桂木和美はマワす予定のどうでもいい女だ」と返答した事で達人はキレてケンカを売ってしまいます。

多勢に無勢で瀬山大護に殴られる翔。
ボコボコにされて倒れそうになった時、親衛隊長の大門伝助が庇いに入ります。

ここからグランドクロスと北総喧嘩隊は大喧嘩に発展します。

警察官である浅田キョウ子が制止に入りますが、瀬山大護の暴力は止まりません。

そんな大乱闘の中に入ったのはブラッドマフィアの頭である東城

ブラッドマフィア

グランドクロスの隣接区を支配している

【ポリシー】
・勝つためには手段を選ばない
・弱いやつは切り捨てていく
・集団は負けたら意味がない

東城は翔をライバル視しており、翔（達人）が一発入れた掌底によって瀬山大護の顔面が大きく腫れた事を指摘。

その間に浅田キョウ子の手ほどきで退却し、桜井の信頼を得るのでした。

サンタマリアでの出来事

北総喧嘩隊との戦いを終えた達人たち

グランドクロスのメンバーであるフジワラの提案でクラブ「サンタマリア」に行きます。

サンタマリアに入った翔（達人）は”サンタマリアの女王”の異名を持つアヤに出会います。
アヤは今までの女性とは違い翔の事を嫌悪していました。

アヤの事が気になった達人は後日、学生として学校に通うアヤに話しかけます。

アヤは集団で群れるチームを嫌悪しており、自分の悩みに答えてくれる神尾という人物を尊敬している事を告げます。

学校に戻ってきた達人はグランドクロスのメンバーからサンタマリアで働いた女性がAV出演をさせられているという噂を聞きます。
そしてAV撮影を取り仕切っている人物が神尾である事も聞きます。

翔（達人）はアヤを助ける為にサンタマリアに乗り込みます。
アヤを連れていこうとする達人でしたが、神尾の一派に殴られて追い返されてしまいます。

アヤは過去に暴走族の彼氏に裏切られた経験があり、大人の対応を見せる神尾に対して絶対的な信頼を置いていました。

ある日、神尾はアヤを連れてAV撮影を行おうとします。
必死に抵抗するも多勢に無勢で抵抗できない状態に追い込まれたアヤ

そんなアヤの前に翔（達人）がやってきます。

達人は神尾にアヤのAV撮影を止めるよう懇願しますが、アヤを人と思わない言動をされた事で殴ってしまいます。

怒った神尾は翔を殺そうとしますが、神尾よりも格上のヤクザである真堂が止めに入った事でアヤを助ける事に成功。
アヤは翔に惚れるのでした。

祭り開催

翔は大門らに誘われて巨大な集会に誘われます。

集会は別名「どーてーナンパ祭り」と呼ばれる集会で不良の３０％がここで初体験をする場でした。

複数の女性にアプローチされる翔。
その中で一人の女性から熱烈なアプローチを受けますが、その女性は中学生時代からの大親友サトルの妹でした。

翔とサトルの関係性

中学生時代に些細な事でケンカになった2人。
殴り合いのケンカをした結果、ずっと決着がつかずにお互いにダウン。
そこから2人は親友になった。

高校生になったらお互いの夢を実現させようと語り合った2人
翔は伝説の頭に、サトルは高校ナンバーワンのサッカー選手になると誓った。

3人で話していると翔がヤンキーに襲われます。
サトルが助けに入りヤンキーを撃退しますが、この襲撃はサトルを陥れる罠でした。

サトルがサッカーの試合に出られないよう校長の息子が仕組んだ罠で、証拠写真も撮られてしまったサトルは謹慎処分を受けます。

翔はサトルを部に復帰させる為、校長先生に懇願しますが、校長はサトルを毛嫌いしており聞き入れません。

ある日、校長の息子と娘がバイク事故を起こしてしまいます。

翔は2人を助ける為、チームを総動員で発動。
道路を封鎖し、道を走るトラックを止めて救急車を保護した事から2人の命は助かります。

翔はその後、学校生徒の署名を集めてサトルのサッカー部復帰を依頼

校長先生はなかなか首を縦に振りませんが、息子と娘も署名に加わった事で校長先生はサトルのサッカー部復帰を受理します。

その後、サトルの活躍でサッカー部は優勝を収めるのでした。

笹目連合との戦い

翔はある日、グランドクロスのメンバーである丸川から報告を受けます。

丸川の報告

丸川は笹目連合のトップである鳴門にやられてケガをした

鳴門は「武闘の帝王」と呼ばれており、タイマンでは無敗。
何のためらいもなく人を壊す事で有名な人物でした。

丸川は普段から嘘をつくことが多く、グランドクロスのメンバーは信用していませんでしたが、翔（達人）は丸川を信用します。

丸川の証言から現場に向かう翔。
待っていたのは鳴門を中心とした鳴門連合のメンバー。丸川は翔を裏切って鳴門の指示で動いていました。

かつてバイク事故で火傷を負った事から翔に対して強い恨みを持っていた鳴門はタイマン勝負を申し出ます。

高い戦闘力を持つ鳴門の前にボコボコにされる翔は打撃ポイントをずらす事でなんとか耐え凌ぎます。

隙を見て一発パンチを入れると、以後は相打ちをする作戦でなんとか凌いでいき、最後は巴投げの要領で肝臓に一撃を加えて鳴門を倒すのでした。

五芒星・ホワイトローズとの争い

翔たちはG地域にある小さなチームの頭である片桐に誘われて女性がいるパーティーに向かいます。
（片桐は過去に翔に助けられた経験があり、恩義を感じている）

パーティーには隣の地区を仕切っているホワイトローズというチームのメンバーが現われます。

一触即発のムードになりますが、チームのトップで”IQヘッド”の異名を持つ早乙女は翔とは争わずに穏便に場を収めます。

ホワイトローズには以前グランドクロスに加入していた森田と言う人物がいました。
森田は早乙女を慕っており「命を張って守る」と断言する一本気な性格。

ある日、ホワイトローズが仕切る地域に五芒星が襲ってきます。

五芒星

テリトリーを持たず、どこにも属さず、誰にも従わず、誰も止められない五人組
その土地の女性を喰い荒らす荒くれ者

五芒星は早乙女を呼び出して戦おうとしますが、早乙女は森田をはじめとした下っ端4人を集めて生贄として捧げます。

森田たちは五芒星に殴られそうになりますが、翔が助けに入ります。

翔が森田たちを庇ってひらすら殴られ続けると森田も翔を庇って殴られるようになります。
五芒星は翔たちの仲間を思う気持ちに感銘を受けて、和解をするのでした。

ホワイトローズの本部に戻った翔たち

早乙女は使い捨てにした森田たちを労うフリをしますが、心無い言葉をたくさん浴びせられた事から翔は早乙女を殴り、森田や早乙女以外のホワイトローズのメンバーから一目置かれるようになります。

その後、平穏が訪れますが刑事課に新しい刑事が赴任します。

赴任してきた刑事の名前は「陣内響子」

父親はやり手の警察幹部であり、響子自身も警察学校主席というエリート女刑事。
響子は翔をターゲットにしており、必ず逮捕すると宣言するのでした。

レッドブリザード（RB）との争い

翔がS区に出掛けた時、多くのギャングが倒れている場面を目撃します。

周りの人から聞くと「レッドブリザード（RB）」の仕業であることを知ります。

レッドブリザード（RB）

S区最大のギャングチーム
女性を捕まえてドラッグなどを売り捌くなどあくどい活動を行っているチーム

S区で女の子に声を掛けられる翔。
声を掛けた主は翔の命を狙うRBのトップ蟇目（ひきめ）の妹でした。

妹と話している時に蟇目らRBのメンバーに囲まれます。
蟇目は翔率いるグランドクロスに対し、自分のチームレッドブリザードの傘下に入る事を迫ります。

翔は蟇目の申し出を断ると、翌日新人として加入した吉田がやられてしまいます。

この事件をきっかけに翔はレッドブリザード（蟇目）に対してケンカを売ります。
サブリーダーである大門がやられるなど総力戦に突入。

市外にいるグランドクロス派のチームメンバーも集まり大乱闘となります。

蟇目に殴られ続けた翔は一発殴り返し、タイマン勝負を申し出ますが、総合力勝負に持ち込みたい蟇目は拒否。

状況が悪化する中で少年課の鮫島をはじめとした大人数の警官が現れます。
警察官相手にも戦いを挑もうとする蟇目ですが、人望の無さから手下達は逃げていきます。

孤立した蟇目は逮捕されそうになりますが、翔が蟇目を庇って警察に逮捕されます。

鮫島は警察署に連れて行った翔を即時解放します。
鮫島は翔が主犯ではない事を分かっており、その漢気を認めた中で話に乗っかったのでした。

解放された翔の前に現われたのは坊主になった蟇目。
蟇目は翔とグランドクロスの情に触れて更生するのでした。

親友藤岡との対面

普段通りの生活になった翔ですが、グランドクロス内で「翔がニセモノである」という情報が流れてきます。

その情報を掴んでのし上ろうと考えていたのが、スカルヘッドのナンバー３

ナンバー３は県外で頭を張っている白竜のボス藤岡にこの事実を伝えて仲違いしようと考えていました。

翔と藤岡の関係

ある集会で出会った翔と藤岡
まがった事が嫌いな２人はタイマンで大激突
タイマン勝負でお互いの実力を認めた２人は親友になった

集会で対面した翔と藤岡

ここでナンバー３は「翔がニセモノである」という情報を流します。

翔の腕にあるはずの傷がない事を確認した藤岡はタイマン勝負で本物かどうかを確認しバトルに発展します。

強者である藤岡に殴られ続ける翔（達人）ですが、本物の翔が正体を隠して庇いに来ます。
達人は庇った翔を抑えて藤岡に一発をお見舞いするとそのままノックダウンさせます。

藤岡は翔（達人）をニセモノだと見抜いたうえで、メンツを立てるため翔本人だと認めます。

戦い終えた翔（達人）を介抱する恋人のナオコ。
ナオコは翔の懐から達人の学生証を見てしまい、翔がニセモノである事を知ります。

しかし、達人の漢気を認め、この事は内緒にすることを決めるのでした。

初恋相手とボクシング国体チャンプとの戦い

翔（達人）たちはナオコに誘われて海で遊びに行きます。

この場所には初恋の相手である星川由紀恵がいました。

中学校時代は清楚でおとなしい女性だった由紀恵が現在は髪を染めてヤンキーのようになっていました。

担任に話を聞くとボクシングの国体チャンピオンである三山によって否定された事から不良になってしまったという事でした。
浜辺に偶然居合わせた三山は由紀恵を貶める発言をしていた事から翔（達人）は怒り、タイマン勝負を申し出ます。

序盤は舐め切っていた三山ですが、達人のパンチを喰らう度に真剣勝負に発展していきます。

この戦いでボクシングへの真剣な姿勢を取り戻した三山は更生
三山の言葉で傷ついていた由紀恵も再びバレーボールに取り組むようになります。

その後、翔の恋人であるナオコの弟ナオユキをイジメから救った達人。
翔の先輩である高校教師の赤城も校長先生の陰謀から救います。

伊原、大門、グランドクロス内の内乱

翔は達人がグランドクロス内を仕切る姿を見たいと言い出し、次の集会に姿を隠して参加する事を達人に伝えます。

大きな集会が開催される事でヤンキーたちは誰が最強なのかを噂し始めます。

翔を推すヤンキーが多い中、副ヘッドである大門に対して「翔の腰巾着」といったような悪評が立っていました。
その噂を聞きつけた大門は今度の集会でライバルであるブラッドマフィアの東城とタイマン勝負をしたいと申し出ます。

タイマンを張る事になった大門と東城

翔と遜色のない実力を持つ東城は大門をボコボコに殴り、古傷である左膝への攻撃も執拗に行います。
自身のプライドを賭ける大門は一矢を報いますが、力尽きて倒れてしまいます。

大門はタイマンに敗れましたが東城は大門を認めて身を引くのでした。

しばらく平穏が訪れクリスマスを迎えます。

ボロボロになって学校にやってきた黒田は、元グランドクロスで特攻隊長を務めていた伊原の仕業であることが分かります。

伊原はかつて翔とコンビを組んでいるくらいにケンカが強い人物でしたが、ある日相手チームとのケンカ中に孤立。
翔や他の仲間の援軍がない状況でボコボコにされた事から翔を逆恨みしていました。

翔（達人）は伊原に会わないよう行動をしますが、見つけられてしまいタイマン勝負に発展します。

達人は翔から教わったケンカ術で必死に抵抗。
一進一退の勝負を繰り広げますが、ホームレスの大江によってケンカは仲裁されます。

その後、伊原は過去の出来事の誤解について説明を受け、グランドクロスへと戻ってくるのでした。

また後日、翔は北田アツシの恋愛問題を解決し、女性の白木ミズホをグランドクロスに入れます。

グランドクロスの最終バトル

ケンカの強いヤンキーが支配する不良の世界の中でキヨトと呼ばれる真面目な天才が現れ、近隣のヤンキーグループたちをまとめていきます。

グランドクロスを潰して自らが頂点に立とうと考えるキヨトは翔と賭けを行います。

賭けの内容は「どちらが公園に多くの人数を集められるか？」

翔（達人）は病院にいる翔に連絡しようとしますが、本物の翔は事故の後遺症で意識不明の重体となってしまいます。

バックにヤクザなどの巨大な力があると恐れられているキヨトは近隣の有名なチームの頭に連絡をして勢力のほとんどを確保。
勝利を確信して公園へと向かいます。

しかし、キヨトの前に集まったのはチームの頭数人のみ…
実際に翔に世話になった者や恩義がある者は頭の方針に歯向かって翔側に着きます。

結果は翔の圧勝となります

キヨトは翔の力にすり寄ろうとしますが、翔に殴られ倒されてしまいます。

最後の戦いに勝利した翔（達人）ですが、兄貴分の竜一・ナオコによって正体をバラされてしまいます。

今まで翔を信じていたグランドクロスのメンバーは一気に翔（達人）から離れていきます。

そして翔に手を出せなかったブラッドマフィアの東城、北総喧嘩隊の瀬山、他県のチームである松波らは連合を組んで翔（達人）を潰そうと動き出します。

ナオコを人質に取られて呼び出される達人

松波とタイマン勝負になり、魂で戦う達人。
劣勢となり松波によってトドメを刺されそうになった時に本物の翔が現れます。

物語はここから最終回へ

「伝説の頭 翔」最終回のあらすじ

「伝説の頭 翔」最終回のあらすじを紹介します。

まだ「伝説の頭 翔」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。

最終回のあらすじ

達人を助けに来た翔。

翔は達人をボコボコにしていた松波を殴ると「よくも俺の友達をやってくれたな！」と啖呵を切り公園にいた松波の手下達を全員倒します。

翔の迫力に圧倒されてしまった松波は何も言葉を発する事が出来ません。

翔は達人に「今までありがとな」と伝えます。

この日を境に達人は伊集院翔ではなく、山田達人に戻ります。

翔と入れ替わった1ヶ月間はチヤホヤされて過ごした達人でしたが、自分に戻ってからはまた周りからイジメられる生活に戻ってしまいます。

そんな達人の前に現われる天敵の鮫洲

鮫洲は達人に声を掛けると憂さ晴らしに暴力を振るおうと殴り掛かりますが、翔は今までのケンカの経験から頭突きを一発かまします。
そして追撃の一発を加えます。

達人の攻撃によって倒れ込む鮫洲

周りはひ弱な達人が鮫洲を倒した事に驚きます。
その光景を見た達人は、翔から「これからおまえの伝説がはじまるんだ」と言われた事を思い出します。

鮫洲を倒した達人に対して舎弟にしてほしいという声を掛ける人が多数現われます。

この勝利を翔に報告する達人

ここからは達人の心の声がナレーションとなります。

2人の絆を描いて物語は終了となります。