【ネタバレ注意】漫画「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」あらすじ解説!登場人物も一覧でまとめてみました。
2024.10.28投稿
漫画「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」は2022~2023年に「ヤンジャン!」にて連載された大人気漫画です。
漫画「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」のコミックスは全2巻がリリースされています。
今回は漫画「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」のコミックスを全巻無料で読めるか調査しました。
初版発行日 | 2022年8月19日発売 |
作者 | 作者:筒井哲也 |
巻数 | 全2巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | ニーティング・ライフのWikipedia掲載なし |
「ニーティング・ライフ」冒頭のあらすじ
ブロローグ
世の中はコロナによって大きく変わり始めた。
主人公の小森建太郎(45歳)は日本大手のゼネコン企業鹿林建設の孫会社「鹿林ハウジングリフォーム」で働いていたが、コロナを機に早期退職者の募集に乗る形で退職する事になりました。
小森は今まで貯め続けた貯金と退職金、合計2000万円を使ってニーティング生活に入ろうとしていました。
- ニーティングとは
- 35歳以上の無業者が就業にも学業にも意欲を持たず、ニートのような生活を送ること
小森が思い描いていた理想の生活スタイル
家賃3万2000円の木造アパートに引っ越し、ニーティング生活を開始した小森
規則正しい生活を送りながら家から一歩も出ない形で生活する環境を整えます。
必要物資は通販サイト「ジャングル」を使い、ゴミ出しは自宅の窓から出せる環境を整え、トイレは尿瓶で済ませるようにして、自宅にテントを張って一日中横になって娯楽に時間を使えるようにします。
65歳までは生きられるように家計設計を行っていた小森
その後の年金受給などが改変され、生活していく事が難しくなった時は小森は自死する用意をしていました。
ブラックな会社で毎日悪夢にうなされながら生活していた小森
このまま何かに追い立てられることなく、分不相応な欲求に囚われず、人間関係に悩まず、負の感情に心を乱されることなく穏やかな毎日を繰り返して人生を終えようと考えていました。
小森は自分の理想とするニーティングライフを続けることが出来るのか?
「ニーティング・ライフ」登場人物一覧
漫画「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
終盤から登場する人物もいますので「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」に出てくる登場人物は以下の通りです
- 登場人物
- 小森建太郎:主人公。45歳で会社を早期退職しニーティングライフを過ごす
伊織澄香:アパートの隣人
- 会社の元同僚(登場人物)
- 小森建輔:建太郎の兄
小森建二:建太郎の兄
- 会社の元同僚(登場人物)
- 城築譲司
蔵屋敷優
倉田将平
長屋シゲミチ
一軒家修繕:ハンドルネーム
yakisoba1978:ハンドルネーム
「ニーティング・ライフ」本編のあらすじ
「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」本編のあらすじを紹介します。
まだ「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
引っ越して来る隣人
小森は毎日夢を見ていました。
朝から大声で社訓を唱えさせる「全力朝礼」
毎日毎日誰かが酸欠で倒れるまで続けられる苦行は、伝統という何の意味もない理由で続けられていた。
その苦しい生活から逃れるために始めたニーティングライフ
配達物は自宅横の窓から引き取る設計を作り、ポストに投函される郵便物はスライド式に収納箱で受け取りが出来るよう工作を行っていた小森はある日ある事に気付きます。
それは侵入者探知の方法としてドアノブの上に乗せた塩が収納箱に入っていた事
『前日の夕方から今朝の間にドアノブを回した者がいる』という事を示していました。
しかも、インターフォンも鳴らさず、ノックもせずに…
この現象を受けて防犯グッズを購入する小森
ニーティングを行う上での生命線となる2000万円を守るために防犯カメラと新しい鍵を設置します。
そんな小森が住むアパートの隣に新しい入居者が引っ越してきます。
引っ越してきたのは伊織澄香という若い女性でした。
伊織は19歳の女子大学生
激安のアパートに住むには似つかわしくないキラキラした女性でした。
騒音問題に苦しむ小森
隣人が引っ越してきた小森が望んでいた事は「静かに暮らす事」
そんな願いも虚しく隣に部屋からは伊織の大きな声が聞こえてきました。
聞こえてきた声の内容を聞いていると「伊織がゲーム配信をしていること」に気付きます。
伊織が配信しているゲームは「ウェイストワールド」
全世界で500万本を売り上げた人気のゲームで小森もゲームの内容を知っていました。
毎日のように大声で繰り返される伊織のゲーム配信。
あまりにうるささに怒鳴りつけようかと考える小森ですが、相手が二回り以上年下の女性であり自分が無職である事からトラブルになった場合、不利になる事を恐れた小森は別の方法を取ります。
小森は伊織が運営しているゲームサイトを探し始めると「いおりんゲーム実況ちゃんねる」を発見します。
チャンネル登録者6人と少ない事から先細りになる事を期待する小森ですが、来る日も来る日も伊織の実況(騒音)は続きます。
ストレスを貯めた小森は伊織の絶叫配信を辞めさせるためにサイト内でコンタクトを取り始めます。
オブラートに包みながら騒音トラブルにならない防音グッズを勧める小森ですが、伊織は小森のアドバイスには耳を貸しません。
小森は次なる手段としてライブチャットの投げ銭機能を使って3万円を寄付する事によって自分の意見を聞かせようと試みます。
しかし、伊織は投げ銭を貰っても防音グッズにはお金をかけようとしませんでした。
毎日のように「ウェイストワールド」の実況を行う伊織ですが全くゲームの実力が上がりません。
そんな伊織に対して小森は一緒にゲームをプレイしようと誘います。
ずっと一人で生きていこうと誓った小森ですが、人と関わる事を選んでしまった小森
ゲームの経験者である小森が伊織をフォローしながら協力プレイを行った事でゲームはどんどん先に進んでいきます。
ゲームの進捗と共にフォロワーも増えていき視聴者数やチャンネル登録者数も増えていきます。
騒音問題は解決には向かわず、逆に悪化していきますが小森はゲーム配信の時間を楽しむようになります。
そんな中、侵入者の魔の手が小森宅を襲います。
迫りくる侵入者
小森は自分が仕掛けた防音グッズが何者かによって剥がされている事に気付きます。
部屋内に仕掛けた防犯カメラを見ると何者かが息を潜めてじっと中の様子を窺っている事から自分の部屋が狙われている事を自覚します。
小森は窓の内側に鉄格子をつけ、撃退のために筋トレを始めます。
それ以降、侵入者は姿を見せなくなります。
そのまま時が流れ年が明けます。
年が明けたと同時に「いおりんちゃんねる」も変化が訪れます。
その変化とは『毎晩続いていたゲーム配信が止まったこと』
騒音問題は収まったものの伊織の動向が気になった小森。
伊織が「ウェイストワールド」をプレイしている事は確認し、ゲーム内で伊織と会話します。
伊織はコロナで成人式が中止になった事で晴れ着を着れない事について落ち込んでいました。
ゲーム内で伊織を励ました小森は自分が伊織の隣人である事を告白するのでした。
告白した翌日から隣部屋から物音が聞こえなくなり、「いおりんちゃんねる」もチャンネル閉鎖となったのでした。
後日伊織から小森宛にメッセージが届きます。
小森は自身が正体を明かした事によって警戒心を与えてしまった事を懸念していましたが、伊織は一緒に「ウェイストワールド」をしようと誘います。
一緒にゲームをする2人は色々と話し合います。
小森はリフォーム会社を退職して貯金だけでニーティングライフを送っている事などを話し、伊織はコロナで自暴自棄になった人間が多くなり犯罪が増えたことなどを話します。
伊織との会話で浮かれてしまった小森は配達物の脇に頼んだ覚えのない荷物がある事に気付かず、箱を部屋に入れて開封してしまいます。
開封した荷物には携帯用バッテリーに繋がれ電源が入ったままの全方位カメラが入っていました。
この部屋の全てが何者かに筒抜けになってしまった事を知った小森は恐怖に震えます。
襲い掛かる侵入者
カメラで撮られてからしばらくは平穏な日々が続き、伊織と一緒にゲームをする日が続いていました。
気心が知れ色々と話すようになった小森と伊織
伊織はおすすめのご飯をフードデリバリーで頼もうと提案し、押し切られる形で小森はフードデリバリーのご飯を食べます。
ご飯を食べて間もなく、小森は激しい腹痛に襲われてトイレに引き籠る状態になってしまいます。
このタイミングで小森家の窓ガラスが割られ侵入者が家に入ってきます。
小森の前に現われた男たち…
それは前職の同僚である蔵屋敷優と長屋シゲミチでした。
- 同僚の過去
- 蔵屋敷優:トップセールスだったが金遣いが荒く借金がある
長屋シゲミチ:2度の離婚歴があり女性関係が派手
蔵屋敷と長屋は小森がニーティングライフを送っている事から小森の持っている資産(貯金)を狙っていました。
伊織は蔵屋敷たちが金で雇ったレンタル彼女。
小森の家に挨拶に来た伊織は長屋が女装した人間でした。
隣の部屋はスピーカーを置いただけで誰かが引っ越してきたわけではありませんでした。
すべては蔵屋敷と長屋の自演で、すべては財産を奪うための計画でした。
気を失ってしまった小森は部屋の中で拘束され金を渡すよう脅迫されます。
こういった事態も想定していた小森はAIスピーカーを通して緊急用の合言葉を発します。
部屋の中に毒ガスが充満する部屋の中、小森は「ウェイストワールド」の得点であったガスマスクを装着して現状をやり過ごそうとします。
しかし、蔵屋敷はガスマスクを用意しており小森が発生させた毒ガスをやり過ごします。
逆上した蔵屋敷は小森の指を切り落として強引に指紋認証を完成させようとします。
抵抗する小森はハサミで突き刺そうとしますがプロテクターを身に着けていた事からダメージを与えられません。
トドメを刺そうとする蔵屋敷ですがビニールで足を滑らせてしまい転倒。
小森は持っている刃物を腹部に突き刺します。
小森が意識を失っている間に蔵屋敷と長屋は部屋からいなくなっていました。
ご飯に生肉を入れられていた事で腹痛は1週間続き、その間で小森は10kg痩せていました。
激変する世界
蔵屋敷たちに襲われた事から体を鍛えて食生活を改めた小森
コロナが収まり自粛ムードから解放されると小森の心には「寂しい」という感情が生まれていました。
今後の生き方について考えようとした矢先、世界情勢は一変。
根室の戦艦が爆破された事から戦争が始まったのでした。
ずっと平和だった日本の空には空襲警報が鳴り響き、芸能人のゴシップで溢れていたテレビは政府の広報機関となります。
小森はこの非常事態に寝床のスペースのみを確保して、その他の場所には物資の保管場所としていました。
「戒厳令」「学童疎開」「徴兵制」などが施工され、戦時下特措法として毎日のように新しい法律が成立し施行されていました。
- 戦時下特措法で成立した法律
- ・18歳以上の成人男性の出国禁止
・海外企業の国内業務停止命令と固定資産の接収
・1000万円を超える国民の銀行口座預金を没収
この政策によって小森の預金は約860万円が国によって没収され、残りの預金が999万円となってしまいます。
残りの人生をニーティングライフで過ごす予定だった小森は預金の半分を奪われた事に絶望。
予め用意していた首吊り自殺用の道具を取り出し、自らの人生に終止符を打とうとします。
計画を実行しようとした時、外に袋詰めされた物体を見つけます。
袋詰めした物体を吊り上げてみると植木鉢に子犬が入っていました。
子犬は衰弱していた事もあり小森は子犬を救おうとします。
ハチと名付けた子犬に対してこまめにミルクをあげ、目ヤニをとり、介抱を行う小森
懇切丁寧な介抱の影響もありハチはどんどん回復していくのでした。
そして物語は最終回を迎えます。
「ニーティング・ライフ」最終回のあらすじ
「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」本編のあらすじを紹介します。
まだ「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
最終回のあらすじ
ハチが元気になってから2ヶ月が経過。
ハチはトイレの場所を学習し「お手」「お代わり」を難なく習得。
部屋をところ狭しと走り回る運動能力、おもちゃもすぐに飽きてしまう事から天才犬だと判断していました。
毎日トレーニングを続ける小森の背中に乗っかるハチ
小森は決断の時期が近いと考えていました。
- 小森が考えていたこと
- 生まれた時からゴミ置き場に捨てられ、回復してからは狭い6畳間に閉じ込められていたハチ
もしミサイルが飛んで来たらハチは自分の部屋しか知らない状態で生涯を終える事になる。
それはあまりも酷な現実
ハチに違う世界を見せて上げるために外に出て、散歩に出かける決断をしようと考えていた
小森は散歩する事を決意した夜、今までの事が走馬灯のように頭を巡っていた
職場の人間関係のトラブルが原因で全てが嫌になってこの社会から逃げ出す事を考えた。
人が部屋から一歩も出ずに生活する方法を考え続け、毎夜悪夢にうなされても部屋を出なかった小森
隣の部屋の騒音に悩まされても部屋を出なかった小森
元同僚が強盗となって襲撃しても部屋を出なかった小森
緊急事態宣言が解除された時も部屋を出なかった小森
戦争が始まった時も部屋を出なかった小森
国に財産の半分を奪われても部屋を出なかった小森
いかなる事があっても部屋を出る事がないと思っていた小森だが、犬の散歩のために外に出たのでした。
ここで場面がある編集者のナレーションに移ります。
編集者のナレーション
以上が作者小森建太郎によって投稿された作品「ニーティング・ライフ」の全容である。
本作品は当初ノンフィクション・ルポの体裁を取りながら、物語の途中から現実世界とは大きく異なる展開となる。
最初から全てがフィクションだったのか、今となっては確認することはできない。
しかしこの物語は今この時代に語られる意味が十分にあると考え、ここに全てを公開することとした
小森建太郎氏のその後の人生がどうか実り多いものである事を祈って、この物語の終幕としよう
「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」は終了となります。
筒井哲也さんのその他の作品
作者の筒井哲也さんは「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」以外にも数々の作品を手掛けています。
今回の「ニーティング・ライフ(NEETING LIFE)」に代表されるように、本格派のサスペンス漫画が揃っており、どの作品も面白いので是非そちらも読んでみて下さい。
【予告犯】
初版発行日 | 2012年4月10日発売 |
作者 | 作者:筒井哲也 |
巻数 | 全3巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 予告犯のWikipedia |
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【ノイズ(noise)】
初版発行日 | 2018年5月18日発売 |
作者 | 作者:筒井哲也 |
巻数 | 全3巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | ノイズ(noise)のWikipedia |
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初版発行日 | 2015年4月17日発売 |
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巻数 | 全2巻(上下巻)【コミックス】 |
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Wikipedia | マンホールのWikipedia |
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