【ネタバレ注意】漫画「はっぴぃエンド。」のあらすじ全編、最終回解説!登場人物も一覧でまとめてみました。
2024.10.08投稿
漫画「はっぴぃエンド。」は2017~2019年に「月刊少年ガンガン」にて連載された大人気漫画です。
今回は漫画「はっぴぃエンド。」のあらすじ全編、最終回について解説を行い、登場人物についても紹介していきます。
初版発行日 | 2017年8月22日発売 |
作者 | 作者:有田イマリ |
巻数 | 5巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 「はっぴぃエンド。」のWikipediaはなし |
「はっぴぃエンド。」冒頭のあらすじ
ブロローグ
主人公の相田茜は姉の住むド田舎に引っ越しする事になりました。
6月4日…
姉は先生をやっていました。
茜は姉が担任するクラス(田舎の分校:環ヶ原分校)に転校してきます。
田舎の学校なので全学年の生徒数は10人
学年の違う子供たちが一つのクラスにまとまって授業を受けていました。
授業が終わった後、茜は学級日誌を渡されます。
- 学校のルール
- 学校の全員が学級日誌をつける決まりになっている。
毎日必ず日誌を書いて週に1回教師に提出する。
サボったら連帯責任で罰を受ける。
茜が教室に戻ると唯一小学生である大場さやかが寂しそうに席に座っていました。
茜は持ち前の明るさでさやかを誘い、一緒にすき焼きを食べます。
交流が深まった2人
茜はこの町に来てよかったと心から思うのでした。
その裏には…
恐ろしい町のルールが待ち構えているのでした…
茜の運命やいかに!?
「はっぴぃエンド。」登場人物一覧
漫画「はっぴぃエンド。」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。
終盤から登場する人物もいますので、「はっぴぃエンド。」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
「はっぴぃエンド。」に出てくる登場人物は以下の通りです。
- 主人公の家族たち(登場人物)
- 相田茜:主人公
相田紗耶:茜の姉、環ヶ原分校の教師
大場さやか:同じクラスの生徒
行徳いづみ:同じクラスの生徒
椎葉ハル:同じクラスの生徒
御厨弥生:同じクラスの生徒
栗尾晶:同じクラスの生徒
天本日和:同じクラスの生徒
森山清美:同じクラスの生徒
殿坂仁絵:同じクラスの生徒
古河美帆:同じクラスの生徒
「はっぴぃエンド。」本編のあらすじ
「はっぴぃエンド。」本編のあらすじを紹介します。
まだ「はっぴぃエンド。」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
1周目
6月13日
同じクラスの行徳いづみが数学で赤点を取り、担任(茜の姉)から課題を行うよう指示されます。
一人でやり切れない量を抱えたいづみは茜に対して、手伝って貰うようお願いをして一緒に課題に取り組む仲良くなります。
話している中でさやかの家庭事情についても話を聞きます。
- さやかの家庭事情
- さやかの家はかつて3人で仲良く暮らしていた。
しかし、母親が亡くなってしまった事から父親は荒れ、家に帰ってこなくなった。
さやかはいま一人で過ごしている
6月25日
この日は自習という事で茜達はさやか達に誘われ、釣りをしに行きます。
7月4日
いづみ・さやかと駄菓子屋に行った事を日誌に書きます。
夜、姉と晩御飯を食べている時に「ここにいて楽しいのか?」と聞かれます。
茜は「うん!凄く楽しいよ。毎日が新鮮で…。ずっとここにいたいくらい!」と答えます。
7月10日
茜は両親の仕事の都合で転校(東京に戻る)事になります。
心の整理がつかない茜。
さやかも別れを惜しみ「行かないでほしい」と懇願します。
引っ越し自体は止められない為、最終日は全員でバーベキューをする事になります。
胸がいっぱいになった茜はずっと書いていた日誌を書けずに、そのまま寝てしまうのでした。
7月11日
クラス全員が集まってバーベキューを行います。
担任である姉は大きなトラックを読んでバーベキューに参加し、茜に向かって言います。
「お前昨日さ、日誌書かなかっただろ」
この言葉に反応するクラスメイト達。
罰として皆でバーベキューをやろうとする姉は突然クラスメイトを巨大な鉄の串で刺すと、他のクラスメイトも自分自身を串で刺して死亡。
茜もクラスメイト全員から串を刺されて死亡してしまいます。
死に際に茜は日誌に「たすけて」と書きます。
2周目
6月4日
ハッと目を覚ました茜は6月4日に戻っていました。
学校に転校して、日誌を渡され同じように引っ越し初日を迎えます。
この時、茜には前回の記憶がありませんでした。
6月17日
美術の宿題でいづみ、さやかと裏山に行きます。
さやかの絵の上手さにびっくりしながらも課題をこなします。
6月20日
いずみ、さやかと川に来た茜。
カナヅチな茜はちゃかされながらも一緒に遊びます。
いずみが呼んでいた同級生の椎葉ハル、御厨弥生と一緒にカレーを作り、スイカ割りを行って楽しみます。
茜は日誌に「お友達が出来てよかった」と書きます。
6月28日
川で遊んだ5人で裏山に天体観測をしに行きます。
雑談をしている中で5人は心霊スポットである「アカズの家」の話をします。
5人は興味半分、恐怖半分でアカズの家に向かい現地を探索して遊びました。
7月6日
5人は一緒に勉強をします。
7月8日
5人は縁日に行きます。
綿あめや焼き鳥を食べながら、金魚すくいやカタヌキを行って遊びました。
東京で人と深く付き合ってこなかった茜は心から楽しみました。
7月10日
茜の母親が交通事故に巻き込まれて意識不明になったという知らせを聞いた姉
姉は茜に明日の朝一で東京に帰るよう指示します。
混乱した茜は日誌を書くことが出来ずにこの日を終えてしまいます。
7月11日
日誌を書かずに日をまたいだ瞬間、茜は前回の記憶を取り戻します。
そして、血相を変えてやってきた姉によって襲われます。
必死に逃走する中で前回と今回の関係性を整理します。
- 茜が把握した事
- 前回も同じ日に田舎に来て、同じ日に転校して、同じように友達を作り、7月11日に殺害された。
1997年6月4日に引っ越して、7月11日に殺害された。
そしてまた1997年6月4日に引っ越して、7月11日に殺害されようとしている。
自分は「タイムリープ(時間跳躍)」している
この考えを日誌の残して茜は殺害されます。
3周目
6月4日
過去2回と同じように引っ越し、転校を行い、姉から日誌を渡されます。
日誌を渡された瞬間、過去2回の村での出来事(記憶)を思い出します。
茜は教室にいるさやかに「過去の記憶を覚えているか?」と尋ねます。
するとさやかは自分についてくれば『田舎の秘密』を教えてあげるといいます。
さやかは以下の事を伝えます。
- さやかが告げた事
- 過去についての事は誰にも詮索してはいけない。
それは信用に足る人達だったとしても…
6月22日
授業でクラス全員は野球をやっていました。
茜は4日にさやかに言われた事。
このタイムリープの仕組みについて考え込んでいる中、打球を見失ってしまいボールがぶつかってしまいます。
簡易な保健室(視聴覚室)で休んでいる茜を必死に看病してくれる御厨弥生は茜が考え事をしていると察して、悩みがあったら話してほしいと伝えます。
しかし、さやかからの話された事を思い出して
6月29日
クラスメイトたちは環の転向祝いを催してくれます。
感動のあまり涙を流す茜ですが、バーベキューをやると聞いて気分が悪くなって倒れてしまいます。
心配したいずみは休んでいる茜の元にやってきます。
色々と話している中で茜はいずみにタイムリープの事を話してしまいます。
するといずみは豹変し、茜を殺そうとします。
しかし、いずみは襲いながらも「助けて」と口ずさんでいました。
助けに来たさやかはスタンガンでいずみを気絶させた後、茜を「アカズの家」に連れていきます。
そして、さやかが知っている事を話しだします。
- さやかが知っていること
- さやかは茜同様に前の記憶を持っており、ずっとこの1ヶ月を生きている。
さやかが現状を認識できるのは茜が転向する1日前の6月3日
記憶を自発的に思い出せないのでアカズの家に資料を残しておき、書き連ねた日誌を読み起こす事で記憶を取り戻している。
自分がタイムリープをしている認識はない。
なぜ日誌とアカズの家がタイムリープの干渉を受けないのかは謎
なぜ7月11日にクラス全員が茜を殺しに来るのかも謎
いずみや皆を助けたいと願う茜はこの謎を解いていこうと決意します。
6月30日
学校に行った茜とさやかですが、いずみの存在が無くなっており、先生の出席簿にもいずみの名前は無くなっていました。
いずみの自宅に行くと家ごと無くなっていました。
昨日いずみを気絶させた場所を見ると人を引きずった跡があった事から
①学校の全員でいずみの存在を隠している
②タイムリープで起こるべき未来を変えてしまった為に違う世界線に入ってしまった
この2つの線で調査をしていきます。
一方、さやかと茜の様子が違う事に気付いた姉は椎葉ハルと御厨弥生に茜たちの行動を監視するよう伝えます。
茜は椎葉と御厨を連れて町中を回り、いずみを探します。
7月5日
1週間いずみを探したものの見つからず
途方に暮れながらも茜はいずみを探し続けます。
1週間の調査結果の資料をアカズの家に持ち込もうとしたさやかは弥生に捕まります。
一緒にアカズの家に入った途端、弥生は態度が豹変してしまいます。
スタンガンによってなんとか気絶させたさやか。
意識を取り戻した弥生は元の姿に戻っていました。
一方、茜は図書室でいずみが借りた履歴のある本を発見します。
借りた本の内容とさやかから貰った地図を見比べると昔の地図には旧保健室が載っていない事に気付きます。
旧保健室に駆け付けた茜は中を探索すると血を流しながら縛られているいずみを発見します。
驚く茜に突如後ろから姉が声を掛けてきます。
血を流していた姉は茜に「逃げろ」と伝えて、その場に倒れ込みます。
その後、何者かを足音を聞いた茜。
やってきた何者かに狙撃されてしまいます。
茜を助けようと旧保健室に向かうさやか。
旧保健室に向かう途中で椎葉ハルが何者かに殺されている事を発見しながらも旧保健室に向かいます。
狙撃され瀕死の状態になっている茜の元に駆け付けますが、さやかも何者かに狙撃され、全員が命を落としてしまいます。
4周目
6月3日
アカズの家に行き、現状を認識したさやかは今度こそ謎を解明しようと決意します。
6月4日
学校に行く前に茜の家に行き、話し合おうとしますが茜は記憶を取り戻していませんでした。
頼れる人がいない為、一人で旧保健室の謎を解明しようと考えたさやかは旧保健室に潜入します。
さやかが過去に書いたカエルとヘビを組み合わせた絵柄を発見しますが、何者かに狙撃され殺害されてしまいます。
5周目
6月4日
アカズの家の資料から旧保健室で2度殺害された事を認識したさやか
旧保健室に何があるのか?
危険度を探るため扉を開けてそのままにするなど、段階的に旧保健室の捜査をしていきます。
7月4日
旧保健室を見回りする人物が「どれくらいの頻度で入口まで来ているのか?」など様々な情報を入手したさやかは徐々に深部へと潜入していきます。
見回りの目を逃れて捜査をしていきますが、見回りをしていない別の人物によって殺害されてしまいます。
6周目
6月7日
旧保健室の構造を理解してきたさやかは旧保健室内にある薬品を持ち出す事に成功するが殺害されてしまいます。
タイムリープ9週目、10周目と繰り返していきますが、核心に迫る事が出来ません。
その後、おもちゃのように何度も何度も旧保健室に挑みますが、真実に辿り着くことが出来ず、とうとうさやかの心が折れてしまいます。
93周目
6月4日
まったく記憶を取り戻さない茜に対して、さやかは茜との関係が消滅する事を覚悟しながら、今までの事を全て話します。
泣きながら抱き着くさやか。
茜はこの行動で記憶を取り戻し、再び調査に入ります。
茜は以前の記憶から「この村の住人にはチップが埋め込まれているのではないか」という仮説を立てます。
そしてこのチップがタイムリープと関係しているのではないかと考えます。
茜の考えを考慮したうえで再び旧保健室に潜入します
今までと違って人気のない旧保健室。
奥まで進み資料を盗み取った後に旧保健室を出ようとします。
するといずみの雰囲気を持った亡霊のようなバケモノに襲われます。
アカズの家に向かう2人ですが、途中でいずみが現れ茜のお腹を刃物で刺します。
すると複数の亡霊が現れ2人に襲い掛かります。
茜は自らが足止め役となり、なんとか資料をアカズの家に持ち込んださやか
安堵した瞬間に後ろから狙撃され、そのまま死亡してしまいます。
94周目
6月4日
前回の訪問で獲得した資料には『アカズの家に入るためのICカードの正しい使い方』が書いてありました。
資料を獲得したさやかは200回以上タイムリープを経験した中で、これまでに得られた情報からの仮説を話します。
- さやかの仮説
- 茜はこの田舎での1ヶ月間をタイプリープしていると言っていたが、茜はタイムリープはしていない。
以前、茜が言った通り田舎の住人たちはチップを埋められており「7月11日に茜を殺すようインプットされている」
さやかは被験体であり、茜も被験体である。
田舎全体がタイムリープの実験をするための施設である
茜が被験体のメインで、さやかを含むそれ以外の全員は茜を実験する為の側験体
さやかの仮説を聞いて絶望する茜
さやかはそんな茜に旧保健室の地下に行く為のカードキーを渡して「真実に近づきたいのであれば自分で施設を見て欲しい」と伝えます。
茜と別れたさやかはその後、施設の管理者によって殺害されます。
6月5日
さやかが学校に来なくなります。
7月4日
さやかがいなくなったことから自分に出来る事をしようと決意した色々と実験します。
7月11日まで殺害されることがないかを試すために日誌を書かない状態で提出した茜。
連帯責任で掃除を行うという罰はあったものの殺害されることはありませんでした。
7月10日
旧保健室に行く事を決めた茜はさやかから貰ったカードキーで旧保健室の地下室へと入り込みます。
地下室で資料を見た茜は現状を悟ります。
- 茜が悟った現状
- 自分達はタイムリープをしている訳ではなかった。
1997年から50年間の間、ずっと同じ実験を繰り返しているだけだった。
事実を悟った茜の前にカエルのお面を被った人間が現れます。
カエルのお面を被った人間は実験について語り始めます。
- カエルの人間が語る実験
- 1997年より研究が始まり、2026年から21年間実験に至った。
実験は困難を極めたが、ここにきて3回ほど成功事例が出来た。
チップを入れて1ヶ月の時間が経過した時は茜だけではなく、全員を殺害。
クローンを使って新たな生命体を生み出しチップを入れた状態で茜と他の10人は生み出されていた
大量に山積みされた死体を目の前にした茜は泣き叫びます。
カエル人間に追い詰められる茜は「今日の記憶を頭に刻み込んで必ず思い出す。そしてあなたの正体を暴いて銃を突きつけてここから脱出する」と宣言します。
その宣言を受けたカエル人間は一つ賭けをします。
- カエル人間が提示した賭けの内容
- あと4,5回実験を繰り返すと実験は完全に成功する。
それまでの間に正体を当てる事が出来れば茜たち全員を解放する
外れた場合は即全員を処分する
カエル人間の正体は側験者10人の中にいる
1回の実験で回答できるのは1回のみ
殺害された茜は次のタイムリープを迎えます。
95周目
6月4日
転向初日の茜は速攻でさやかに話しかけ、前回に起こった事やカエル人間と交渉した事を報告します。
タイムリープの実験ではなく、クローンを使って記憶を引き継がせる実験を行っていた事
カエル人間を捕まえる為にまずは仲間を増やそうと考えます。
クラスメイトの中に犯人が潜んでいる事から誰を仲間に誘うかを考えますが、一番交流の深いいづみを仲間に加える事を決めます。
6月16日
いづみにタイムリープの事を打ち明けて仲間に加えます。
6月17日
いづみと茜はチップを取り出す方法がないかを探るため両親が医者をやっている古河美帆に話を聞きます。
チップを取り出す事は物理的に可能ではあるが、神経が集まっている場所に埋め込まれていた場合は非常に危険であるという事を聞きます。
古河との話を外で聞いていた殿坂仁絵(両親が科学者)はチップを取り出さなくてもそのまま潰す方法、もしくは指示を送るサーバー側を止める手段があると説明します。
色々と調査をした茜といづみ。
茜は栗尾に尾行されている事に気付き呼び出すと、状況証拠から栗尾にチップが入っていない事を確認します。
栗尾は自らにチップが入っていない事を告白します。
ただ栗尾は首謀者ではなく監視者である事を白状し、茜・さやかの行方を見守る事を伝えます。
最後に「日誌は毎日必ず書く事」と助言を伝えて立ち去ります。
単独で行動するさやかは旧保健室で調査を行います。
研究室の奥でゾンビのような茜を見つけます。
ゾンビの茜は「逃げて」と言い残して朽ち果てます。
6月27日
茜は殿坂に電波を妨害する機器の作成を依頼します。
全員が処分される7月11日の前日である10日を納期としてお願いをします。
さやかは茜がいづみやさやかも疑わないといけない苦しみを理解しつつ様々な解決法を模索して調査を進めます。
7月10日
ずっと調べものをしていた茜はクラス全員がいる中で話を持ち掛けます。
タイムリープの事などを話しますが、いまいちクラスメイト達は信用してくれません。
この状況下で茜は誰が首謀者かを宣言します。
茜が宣言したのは「さやか」
実験体でありながらも「アカズの家」という施設があった事、旧保健室の地下室に入るためのカードキーなどを持っていた事からさやかを指名しますが、結果はハズレ…
全員殺害されてしまいます。
96周目
6月4日
前回、親友であるさやかを疑ってしまった茜は塞ぎ込んでしまいクラスの誰とも話しかけません。
この状況からさやかは自分が疑われた事を確信します。
6月8日
自分に嫌悪感を抱いてしまった茜は自分で首謀者について調べていきます。
すると森山清美の両親が地主である事を知ります。
6月21日
さやかは塞ぎ込んでいる茜の助けになりたいと妨害電波を出す機械「ジャマー」を使いながら、さやか以外のクラスメイトを集めて実験やタイムリープについて説明します。
(ジャマーがあれば真実を知っても凶暴化しない)
ジャマーの範囲を広げる機械の設計など皆で力を合わせて真実に近づいていこうとします。
6月28日
さやか達は茜を助ける為、居場所を考え始めます。
首謀者ではなく監視者と接触するであろうという結論に達して旧保健室に向かいます。
さやかは監視者を待っていました。
前回の監視者は栗尾でしたが、今回は椎葉ハルが監視者となっていました。
ハルを待ち構えていた茜はハルが持っていたカードキーを奪うと首謀者への恨みが爆発し、ハルを串でめった刺しにして殺害します。
駆け付けたさやか達は茜の凶行に呆然としている間、茜は首謀者の元へと向かいます。
カエル人間と対峙した茜は串でカエル人間を刺します。
しかし、ルール違反を犯した茜は問題を解決できず…
ハル殺害の恨みを晴らそうと集まったクローン人間たちが茜を襲い、死亡してしまいます。
97周目
6月4日
前回は憎しみと怒りで平常心を保つことが出来なかった茜
今回は再びルールに則って首謀者を探そうと決意します。
茜は姉の様子が今までと違う事から姉を監視者だと見抜き、自分が首謀者を選定する事に協力をしてほしいと申し出ます。
6月5日
茜の自宅に訪問してきたさやか
お互いに気まずい空気が流れる中、茜は前回の凶行を謝罪して和解。
首謀者を見つける為に再び協力する事を約束します。
茜は被験体である自分が町に残り、側験体であるさやかたちを町の外に逃がそうと考えます。
6月7日
監視者である姉は茜の依頼もあり、これから1ヶ月間自習として図工と技術を行う事をきめ全員で「ジャマー」を作成します。
自習期間中、姉は天本と森山を呼び出し、環ヶ原から脱出する方法について確認します。
6月20日
茜は旧保健室に入り調査を続けていました。
回収された死体を見ているとランダムでチップが抜かれており、自分の死体が見つからない事に気付きます。
さらに調査をしていると地下室への扉を発見します。
地下室を進んでいくと「アカズの家」とそっくりの部屋を発見。
この部屋で茜に宛てられたさやかの手紙を発見します。
7月6日
姉は生徒達にクローン、チップなど環ヶ原に起こっている事の全容を説明します。
7月8日
茜を除く生徒達は環ヶ原を抜け出す準備が整い、トンネルを抜けて町を出ていきます。
無事にトンネルを出る事が出来たさやか達は高層ビルなどを目撃し、都会の姿を目の当たりにしますが、外の世界には人間がいませんでした。
一方、研究所で情報を集めていた茜は恐ろしい現状を把握し、外の世界に出たさやか達を助けに行きます。
- 茜が把握した現実
- トンネルの外の世界は2047年問題に直面していた。
2047年問題とは人間とAIの知能の総和が逆転してしまうという問題。
AIの知能が勝利した事で人間はAIによって滅ぼされてしまいます。
AIが人間を排除した兵器は細菌兵器。
兵器は「茜色の雪」と名付けられて人々は全滅してしまった。
茜はさやかたちの元に向かいますが、彼女らは茜色の雪によって全滅していました。
茜も雪によって死亡してしまいます。
98周目
6月4日
家の中で意識が芽生えた茜。
今までとは違い環ヶ原には人が1人もおらず、色々な場所を探し回ります。
誰もいない事に絶望した茜。
それでも何とか糸口を掴もうと考えます。
6月18日
茜は前回旧保健室にあったアカズの家に似た部屋に入った情報を元にモールス信号を解読し、秘密の部屋を探し当てます。
部屋に入ると膨大な書物と日誌が溢れており、ホログラフィによって一人の女性が浮かび上がります。
姿かたちこそは違うものの口調などからその女性が「大場さやか」である事は分かります。
さやかは「この部屋には1996年から2062年までの全ての記録が資料として置いてある」と伝え、ここにある記録(今までの全員の人生)と一緒に首謀者を倒そうと呼びかけます。
27歳のさやかと対話した茜は全てを知るために資料を読み始めます。
7月10日
ここに住む全員の記録と首謀者の記録も残っている事を知った茜はギリギリまで資料を読み漁っていました。
そして首謀者と会うべく施設の奥へと進んでいきます。
奥へと進んでいった茜は、カエル人間(首謀者)の正体が相田茜であると告げます。
首謀者である茜はこの施設で研究を続けてきた経緯と理由を話します。
研究の経緯と理由はとても難しく、ここで記載してしまうとストーリー把握が難しくなってしまうので別記事で考察を行っています。
私自身がちゃんと把握できているどうか疑問な部分はあるのですが、詳細を知りたい方は是非ご覧ください。
首謀者の茜は「茜色の雪」が施設に触れたら設備全般が崩壊するように設定していた為、施設は崩壊していきます。
全てを14歳の茜に話した首謀者の茜は自ら自害しようとします。
自分の胸に発砲した最後に茜に対して「自分は56年前にタイムリープした存在である」事を伝え、14歳の茜と同じ経験をしたことを伝えます。
首謀者の茜は14歳の茜に2つの選択肢を与えます。
- 茜に与えられた選択肢
- ①茜色の雪と共に崩壊し、自身の生涯と研究の全てを終わらせる。
②タイムマシンに乗って過去に戻り研究を続ける
タイムマシンがある場所に到着した茜
そのタイムマシンには「はっぴぃエンド」名付けられていました。
物語は最終回へと向かいます。
「はっぴぃエンド。」最終回のあらすじ
「はっぴぃエンド。」最終回のあらすじを紹介します。
まだ「はっぴぃエンド。」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
【ここからははっぴぃエンドの最終回です】
施設が崩壊していく中で茜はタイムマシン「はっぴぃエンド」に乗り込みます。
はっぴぃエンド内には皆の記憶が保管されており、皆を複製できる方法を知るのは茜だけという状態になっていました。
タイムリープして首謀者の茜と同じように56年間を延々と繰り返すのか…
このまま実験と人生を終わらせるのか…
考えている茜の目の前に、過去自身が書いた日誌が開かれます。
その時に茜の脳裏によぎったのは「環ヶ原で一緒に過ごした大切な友達との思い出」
友達を救うのは自分しか出来ない。
そう考えた茜は「はっぴぃエンド」を起動させ、過去に戻ります。
56年前に戻った茜
居眠りしていた茜が目を覚ますとタイムリープしたもう一人の茜がいました。
日時は1997年6月4日
タイムリープしてから1年が経っており「環ヶ原」の復元が終わった茜はこれから始まる”繰り返される日々”に向け不安な気持ちを持ちながらも覚悟を決めていました。
茜はタイムリープしたもう一人の茜にカエル人間役を任せて、今度こそ幸せな日々を作りたいと願います。
復元した世界では独自のアイディアを入れる事が出来る事を知った茜。
茜を2人にして環ヶ原の世界を平和な世界にしようと考えます。
環ヶ原のトンネルを進んでいく首謀者の茜の横を、今回実験を開始されるクローンの茜と姉が車で通過していきます。
ここである研究所へと場面は移ります
その研究所にいるのは大人になっている大場さやか
さやかは”タイムリープ”を行うのは368回になると語り「茜とずっと一緒にいるために研究を行っている」と呟き、早く茜に会いたいと心を躍らせます。
そして始まる6月4日
日誌と環ヶ原の風景を描いたところで「はっぴぃエンド」は終了となります。