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「金田一37歳の事件簿」は2018年から「イブニング」「コミックDAYS」にて連載されている人気漫画です。
今回は漫画「金田一37歳の事件簿」のミステリーの1つ。金田一一が謎を解きたくない理由について考察していきます。
初版発行日 | 2018年6月15日発売 |
掲載誌 | イブニング・コミックDAYS |
出版社 | 講談社 |
作者 | 原作:天樹征丸、作画:さとうふみや |
巻数 | 17巻(コミックス) ※2024年12月8日現在 |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 「金田一37歳の事件簿」のWikipedia |
金田一一のスペック・流れ
「金田一少年の事件簿シリーズ」の主人公である金田一一。
普段はぐうたらするダメ男ですが、探偵として十分なスペックを兼ね備えています。主な能力や経歴について挙げていきます。
金田一一のスペック
1.名探偵、金田一耕助の孫
2.IQ180と天才的な頭脳の持ち主
3.手先が器用で、手品やスリが出来る
4.正義感が強く、間違った事を許せない
5.行く先々で殺人が起こる疫病神
まず金田一の行く先々で殺人事件が起こります。そして、残忍な殺人事件を目の当たりにした一は、正義感を発動させて事件の解決を宣言。名探偵と言われた金田一耕助の血を引く事から「ジッチャンの名にかけて!」と決め台詞を発動して、事件を調査。
IQ180の天才的な頭脳で、ささいな痕跡から、証拠を見つけて真相へ近づいていく。そして事件解決をパーツを全て揃えた時に「謎はすべて解けた!」と再び決め台詞を発動。
事件の関係者を全員広間に集めると「犯人はこの中にいる!」と3度目の決め台詞を発動。時と場合によって、持ち前の頭脳と器用さで相手を騙して、犯人と自供させる仕掛けを打つ。
犯人が明らかになった後は、割とどうでも良くなってしまうようで、犯人の自決を見逃す事もしばしば。
人の命よりも自分の謎解きが大切。これが金田一一のスペックです。
謎を解きたくない金田一
上記から、「金田一一は何よりも謎を解くの大好きな人間である」という事が、お判り頂けたかと思いますが、そんな金田一が「金田一37歳の事件簿」では謎を解きたがっていません。
謎を解きたがっていないシーンは度々出てくるのですが、その一部を紹介します。
金田一が謎を解きたくないシーン
歌島リゾート行きが決定した時に「もう謎は解きたくないんだぁ~!」と心の声で叫ぶ(歌島リゾート殺人事件)
美雪に”謎を解きたくない心理をわかってくれるよな”と心の声で叫ぶ(歌島リゾート殺人事件)
事件解決後、探偵を勧められるも「いや、それだけはちょっと」と断る(タワマンマダム殺人事件)
まりんが「ひょっとして昔、事件絡みで、よっぽど辛いことがあったのかな?」と呟く(京都美人華道家殺人事件)
速水麗華と再会時に「あれ以来、事件とか関わらないようにしてきたんだけどね」と語る(函館異人館ホテル事件)
真壁警部との会話で「速水玲香の周辺で色々とあって」と語る(綾瀬連続殺人事件)
随所に謎を解きたくないという描写が出てきます。
どうやら速水玲香周りで何かがあったようですが、タワマンマダム殺人事件では、姉小路牧子が「DNA検査などの科学捜査や防犯カメラがなかったから、いまは金田一耕助は通用しない」と言われて闘志に火が付いたように、根本的に謎を解く体質は変わっていなさそうです。
謎を解きたくない理由を考察
ここからは謎を解きたくない理由について考察をしていきます。
謎を解きたくない理由の考察
真壁刑事と金田一の会話から分かるように、”速水玲香の事件”が大きくかかわっているのは確定。
函館異人館ホテル殺人事件が解決した後、金田一と速水玲香は再会。2人は飲みに行っています。
シーンとしては長くないのですが、この会話で明かされた事実があるので、ピックアップしておきます。
謎を解きたくない理由
1.速水玲香がアイドルを卒業していること
2.速水玲香には子供がいること
3.速水玲香の事件以降、金田一が謎を解きなくなくなったこと
これらを踏まえて2つの説を考察をしていきます。
謎を解きたくない理由
1.速水玲香が過去の事件で身体的な暴力を受けた。
2.実は生きていた小城拓也と再会したが、事件に巻き込み死亡してしまった。
速水玲香が過去の事件で身体的な暴力を受けた
「金田一37歳の事件簿」で最も謎に包まれている『速水玲香の事件』。
函館異人館ホテル殺人事件が解決後、速水玲香は再会。2人で飲みに行くのですが、美雪がそのことを知ります。
過去作では速水玲香と美雪は強いライバル関係でした。2人で飲んだことを知った美雪は、一瞬ジェラシーを感じたような素振りをみせるも「あんなことがあったから」と理解を見せます。
ライバルだった美雪が、これほどまでに同情の意を示すという事は速水玲香には相当酷い事があったはず。
アイドルを辞めて、子供がいるという事を考えると真っ先に思いつくのが「性的暴力」
金田一がいつも通りにしゃしゃり出た殺人事件のおいて、とばっちりで速水玲香が犠牲になってしまった。性的な被害はアイドルとしてのイメージを著しく損ねて芸能界は引退。暴力の時に出来たしまった子供を出産。
このような悲惨な事件が起こったのではないかと考察します。
少年誌から続いているジャンルの漫画としては、かなりエグイ展開ではありますが、金田一は今まで美雪が何度死にかけようが、一切に構わず事件解決を最優先としてきました。※学園七不思議の事件の時は、一時事件から手を引こうとした経験あり。
この事を考えると生半可な惨劇では、金田一の事件を解決する欲求を止める事が出来ません。
美雪よりも速水玲香派の私にとっては、そうなってほしくない展開なのですが、金田一の事件優先主義を止めるにはこれくらいのインパクトは必要なのではないでしょうか。
小城拓也と再会したが、事件により死亡した
速水玲香は両親を速水雄一郎に殺害されています(金田一少年の事件簿:タロット山荘殺人事件より)。
両親を殺害した速水雄一郎は、実兄である小城拓也によって殺害されますが、金田一の推理によって犯人だと見抜かれます。最終的には雪山に飛び込んでいき死亡扱いとなっています。
ただ、小城は死んだかどうかは明らかになっていません。漫画内でも死亡かどうかという判定に「?」がついており、生存を匂わされています。
そう考えると、小城は生存しており、速水玲香や金田一と再会する。
このシナリオはかなり濃厚だと思われます。唯一の肉親である小城は、速水玲香の体を守るために、速水雄一郎や玲香にセクハラしていた赤間光彦を殺害。思い入れの強さは作中でも描かれています。
そんな小城が生きて現れたとあれば、玲香にとっては心の大きな拠り所になるはず。その拠り所となる存在が金田一の不手際によって殺害されてしまったのだとしたら…。
玲香を大きく傷つけ、今後事件には首を突っ込まないと決意しても不思議ではありません。
玲香が子供を持っている点の説明がつかないので、説としてはやや弱い部分はあります。しかし、シナリオの盛り上がりとしては、玲香が性的な暴力を受けるよりは明らかに上なので、ワンチャンありそうです。
まとめ
ここでは「金田一一が謎を解きたくない理由」について考察していきました。
速水玲香が過去の事件が関わっている事は確定。あとは速水玲香の事件内容が、どんな内容かと言う考察になりますが、第一候補としては「速水玲香の性的な暴力事件」、第二候補としては「実は生きていた小城拓也が被害者になってしまった事件」。
これらの予想を裏切ってくるのか?原作を楽しみに待ちたいですね。