
2020年から「週刊少年チャンピオン」にて連載されている大人気漫画「桃源暗鬼」。2025年にはアニメ化も決定しており、勢いに乗っています。
今回は巷で噂されている「桃源暗鬼」パクリ疑惑について考察しました。
初版発行日 | 2020年10月8日発売 |
作者 | 作者:漆原侑来 |
巻数 | 22巻(コミックス) ※2025年2月25日現在 |
ジャンル | アクション漫画・バトル漫画 |
Wikipedia | 桃源暗鬼のWikipedia |
「桃源暗鬼」冒頭のあらすじ
主人公の一ノ瀬四季はケンカを繰り返す不良。父親の一ノ瀬剛志との関係も不仲。子供の頃に四季を拾った人物でいわゆる里親ことが原因としてありました。
ある日、剛志が経営している酒店に、「桃太郎機関」に所属する桃屋五月雨が現れます。
五月雨は四季を殺害するために訪れていました。剛志が必死に四季を守るものの、戦いに敗れて死亡寸前に…。
瀕死の状態となる剛志を前に、鬼の血を引く四季の能力が覚醒。四季の反撃によって五月雨は撤退しますが、父親の剛志は死亡することに。
五月雨とのやり取りで、父が「元桃太郎機関」の人間であることが判明。剛志は立場を捨てて、四季を育てていました。
独りになった四季は、桃太郎機関と戦うことを決意。父の仇をとるため、自分の身を守るために立ち上がるのでした。
【考察】桃源暗鬼はパクリなのか?
巷では「桃源暗鬼はパクりなのでは?」という噂が立っています。
パクり疑惑が発生している理由について、私が考える理由は以下の2点。
桃源暗鬼パクリ疑惑の理由
1.鬼滅の刃を彷彿とさせる鬼設定
2.呪術廻戦を彷彿とさせる絵柄
3.大ヒット漫画との類似点
鬼滅の刃を彷彿とさせる鬼設定
桃源暗鬼の主人公一ノ瀬四季は鬼の血を引いているという設定。
羅刹学園入学後に出てくる、無陀野無人、皇后崎迅、矢颪碇、遊摺部従児、屛風ヶ浦帆稀等々、鬼たちが桃太郎を倒すというシナリオになっています。
鬼をテーマにした漫画で、真っ先に思いつくのが、週刊少年ジャンプの大ヒット作品「鬼滅の刃」。
- 鬼滅の刃とは
- 鬼に家族を殺された少年竈炭治郎が、鬼に感染させられた妹禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼狩りの組織「鬼殺隊(きさつたい)」に入隊し、鬼と戦う物語。
主人公と敵とで立場が違いますが、鬼が人間が戦うというテーマが同じであるため、「パクり」だという噂が。
呪術廻戦を彷彿とさせる絵柄
桃源暗鬼は、週刊少年ジャンプの大ヒット漫画である「呪術廻戦」と絵柄が似ているという噂も。


どうでしょう?桃源暗鬼と呪術廻戦の絵柄は似ていますか?
髪の毛や目(眉毛)などを見ていると、似ていると言えば似ていると言えますが、そっくりとは言えません。
日本は漫画大国。漫画の作品数は1年間で10,000作以上生まれていると言われています。10,000作リリースされていれば、ある部分が似ているのは仕方のないところ。
「呪術廻戦」のパクりと断言するには、根拠が弱いと言えます。
大ヒット漫画との類似点
桃源暗鬼がパクりだと揶揄されるのは、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」と言った日本を代表する大人気漫画のエッセンスが、取り込まれていることが要因だと言えます。
大人気漫画は、ファンの数も多いうえ、熱狂的なファンも多いです。その作品のエッセンスが少しでも入っていると人気漫画のパクりだという声が挙がります。
- バスケットボール漫画は「スラムダンク」のパクり
- ギャンブル系の漫画は「カイジ」のパクり
- 鬼をテーマにしたアクション漫画は「鬼滅の刃」「BLEACH」のパクり
- 能力を持った者同士のバトル漫画は「ワンピース」のパクり
少しでも人気漫画の要素が入っていたら、すぐにパクリだと叫ぶファンが現れます。
人気漫画は、ヒットのテンプレートに乗っかったストーリー構成があります。
人気作品は、テンプレートに乗った作品がほとんどであるため、構成が近くなってしまうことは仕方のないところ。
パクリ疑惑の結論
桃源暗鬼のパクリ疑惑についての結論です。
桃源暗鬼はパクリではない。
鬼・バトル・仲間・絆・能力、ヒット作品を生むための要素が詰まっているだけに、他の人気漫画と要素は重なる部分はありますが、それはどの漫画にも言えること。
読んで貰えればすぐに分かりますが、桃源暗鬼は「めちゃくちゃ面白い漫画」です。
実際に読んで、桃源暗鬼の魅力を確かめて下さい。
【考察】桃源暗鬼の打ち切り疑惑は本当?
「桃源暗鬼」にはにわかに”打ち切り疑惑”が出ています。
この疑惑については根拠らしい根拠は見当たらないため、以下のように結論付けます。
桃源暗鬼の打ち切り疑惑はデマ。
打ち切り疑惑がデマだと考える理由について、2点の根拠を挙げます。
打ち切り疑惑がデマだとか考える理由
1.アニメ化も決定し、今後も人気があがる予想が立つ
2.敵の主要人物が現れていない
アニメ化も決定し、今後も人気があがる予想が立つ
漫画が打ち切りとなる主な理由は「人気の低下」。
週刊誌は売れてナンボの世界。毎週のように人気ランキングが行われて、ランキング下位の作品は打ち切りとなっていく厳しい世界。
桃源暗鬼は週刊少年チャンピオンで連載されている漫画ですが、チャンピオンの中でもトップクラスの人気を維持しています。
更に2025年にはアニメ化。人気作ゆえのアニメ化なのですが、アニメ化することで更に人気が上昇することが予想されます。
人気が上がれば、打ち切りになる理由はありません。逆に人気作となれば、出版社は連載を続けてほしいと交渉してくるため、「桃源暗鬼が打ち切りになる可能性は低い」と考察します。
敵の主要人物が現れていない
主人公の一ノ瀬四季は、桃太郎機関に所属する”桃太郎の血を引く者たち”と戦っています。
四季の目的は、父親である剛志を殺害した「桃屋五月雨」を倒すこと。そして、五月雨にバックにいる桃太郎機関のボスや幹部と決着をつけることが、最終的な使命となることが想定されます。
22巻(2025年2月現在)では、杉並区内で桃太郎機関と戦闘に入っており、桃屋五月雨や桃太郎機関のボスたちが出る気配はなし。
物語が中途半端な段階で、連載終了となる可能性は極めて低いと言えます。
打ち切り疑惑の結論
「桃源暗鬼」の人気やストーリーの進み具合を考えると、打ち切りになる可能性はないと言えます。
前述のパクリ疑惑で比較の対象となった「呪術廻戦」「鬼滅の刃」が20~30巻の間で終わっていることから、”桃源暗鬼も同じボリュームで終わるのかも”と噂されていそうですが、出版社も違うため比較対象にならず。
ファンとしては打ち切りの心配がない状況で、物語を最後まで描き切って貰えたらいいなと願うばかりです。
まとめ
「桃源暗鬼」は、パクリ疑惑・打ち切り疑惑などが噂されていますが、王道の人気アクション漫画ゆえというところでしょう。
アニメ化を境に、人気が広がることは必至。物語が綺麗に終わることを願いつつ、作品を楽しみましょう。