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2018~2019年に「ガンガンONLINE」にて連載された大人気漫画「僕の名前は少年A」。
登場人物のクズばかりだという口コミや感想が多く挙がった問題作ですが、この作品に登場したキャラクターについてクズな部分をピックアップしていきたいと思います。
また「僕の名前は少年A」の最終回のあらすじ(ネタバレ注意)も解説します。
初版発行日 | 2018年3月22日発売 |
作者 | 原作:君塚力、作者:日丘円 |
巻数 | 4巻(コミックス) |
ジャンル | サスペンス |
Wikipedia | 僕の名前は少年AのWikipediaはなし |
「僕の名前は少年A」を無料で読むには
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「僕の名前は少年A」のあらすじ
主人公の小倉貴志は、中学校1年生の時に想いを寄せる佐々木結衣が、担任の山下先生にレイプされる現場を目撃。助けるようとした結果、殴り殺してしまう。
殺害の原因が、「結衣へのレイプ」だったことから貴志は理由を話さず、個人感情で殴り殺したと自供。
14歳未満という事で刑事責任は問われなかったが、殺人事件の犯人「少年A」となり、その後の人生が一変。
周りから避けられ、今までの人生も全て否定され、「少年A」として悲惨な人生を歩むことになる…。
果たして、貴志はどんな人生を送る事になるのか…。結衣や周りの人間が向ける厳しい目とどう向き合っていくのか…。
漫画「僕の名前は少年A」の最終回
自らの罪を告白する事にした結衣。その決意を知った山下先生の息子は、結衣の腹部を刺します。
彼は父親の罪を知りながらも、父親を殺害した犯人を殺害しようと誓っていたため、貴志の事も許していませんでした。
山下の息子は、貴志に2つの選択を突きつけます。
- 貴志に渡したUSB内のレイプ画像を証拠に3年前の真実を話すこと。
- 3年前の嘘を守り続ける事。
①を選択すれば貴志の風評被害が少し減るが、山下の息子の刑が減刑される。②を選択すれば結衣は殺人犯にならない。
貴志はケンちゃんが連れてきた雑誌記者の小林と会い、真実を話すことを決めます。
告白を行った貴志。マスコミが大騒ぎする状況の中、学校の退学を決めることに。
意識不明の重体だった結衣は、5日経過した後に目を覚まします。
貴志は結衣に会いに行くと「今後は会う事を辞めよう」と提案。結衣も涙ながらも貴志の提案を受け入れるのでした。
< ここからが最終回 >
貴志の告白から5年の月日が流れました。
マスコミは面白おかしく貴志の告白を取り上げ話題になるものの、警察は事実を認める事なくグレーのまま。貴志は河合をはじめとした友達や母親の支えで、高校卒業まで学校に通い続けます。
ケンちゃんも社会復帰を果たし、大学に通う事に。貴志は保育士となった河合と付き合って幸せに暮らしていました。
一方、結衣は自分の体験を話す事で誰かの支えになればと講演活動を行っており、少年院から出所した山下先生の息子は、母親の介抱をしながらひっそりと暮らしていました。
場面は変わり、河合は貴志と一緒に貴志の実家に挨拶に行きます。
実家には姉と姉の子供もおり、姉は貴志にこう語りかけます。
8年近くずっと恨んでた。でもこの子が生まれて必死に子育てしてるときにふと思ったの。あの時期がなかったらこの笑顔とは出会えなかったんだって。
100%許せる日は来ないかもしれない。だけど少しずつ貴志に歩み寄ろうと思う。
貴志が少年Aとなった13歳のあの日…。
今は平穏に過ごしているものの決して忘れない過去、この事件を死ぬまで考え続けるだろう。
そんな内面が描かれたところで「僕の名前は少年A」は終了となります。
「僕の名前は少年A」登場人物クズ行動まとめ
ここからは読者のレビューで賛否が巻き起こった、登場人物のクズ行動を紹介していきます。
佐々木結衣のクズ行動
作中で最も読者をイライラさせた佐々木結衣のクズ行動は以下の通り。
- 佐々木結衣のクズ行動
- ①貴志と家族が酷い目にあっている中、山下によってされた犯罪を申告せずに救いの手を伸ばさなかった
②貴志が酷い目にあったことを目の当たりにして「貴志くん、なんでこうなったのかな?」と他責思考をみせる。
③貴志の居なくなった学校で、新しい恋人を作ろうと浮かれる。
これらが結衣の行動がクズだと思わせる要素になっています。
ただ、実際問題として中学生という若くて未成熟な段階で、気持ち悪いおじさんからレイプされるという残酷過ぎる現実を考えれば、自らが言い出せないのは仕方がない事だと思います。
その中で、これだけヘイトが集まるのは「貴志が自分を助けるための行動だったんだ」という意識に乏しい点。
なんでこうなったのかは分かりますからね。
「私のせいで貴志くんに辛い思いをさせてごめんなさい。貴志くんを庇いたいけれども、どうしても言い出せない」
という態度であればまだヘイトが収まったと思います。完全な他責思考なうえに、自らが恋愛モードになった点が、クズだと言われてしまった所以でしょう。
川田のクズ行動
登場シーンが少ないながらも、圧倒的なクズ度でヘイトを集めた川田のクズ行動もまとめてみました。
- 川田のクズ行動
- ①貴志の正体がバレる前に好意を抱き、体の関係を迫った。しかし、貴志の正体が分かった途端、周りにレイプされたと言いふらす。
②自分が転んでケガしたのに、貴志に暴行されたと言いふらす。
③財布を忘れてなくした事を貴志のせいにする、無事に見つかり貴志が無実だった後も謝らない。
「僕の名前は少年A」の登場人物はクズ行動をとっても情状酌量の余地があるキャラクター達でしたが、唯一弁解出来ない根っからのクズであるキャラクターが川田です。
川田自体は特段トラウマになるような事はありませんからね、クラスに一人はいるような常に攻撃対象を探して、その対象を攻撃して下げる事で自分を上げようとする最低な人間です。
実際にもこういったタイプの人はいるので、近づかないようにしたいですね。
小倉貴志(山崎貴志)のクズ行動
貴志は主人公で耐え忍ぶシーンの連続で見ていられない位ほどに辛いキャラクター。そのなかで、唯一とったクズ行動についてピックアップしてみました。
- 小倉貴志(山崎貴志)のクズ行動
- ①唯一庇ってくれたケンちゃんを暴露犯だと疑い自宅で問い詰める
貴志は謎の人物がアップしたSNSに苦しみますが、その犯人を”最後まで自分を庇い、その事でクラスメイトからいじめられたケンちゃん”に向けます。
正確な判断が出来る状況ではなかったとはいえ、ちょっと酷い行動でしたね。
山下先生のクズ行動
この物語の元凶となる山下先生。たった一つのクズ行動ですが、最低な行為なのでピックアップしました。
- 山下先生のクズ行動
- ①結衣を密室に呼び出しレイプ。レイプした後に写真を撮り、その後も体の関係を求めオモチャにする。
児童へのレイプ、写真をネタにした恐喝。
やったクズ行動が鬼畜過ぎるのですが、その大きな罪に加えて、”一つの犯罪が大きな犯罪に繋がり、負のループを起こしてしまう”という教訓を伝えてくれています。
山下息子のクズ行動
諸悪の根源である山下先生の息子。彼も山下の遺伝子を受け継いでいるかのようなドロドロした人間でした。
クズ行動をピックアップしてみましょう。
- 山下先生の息子のクズ行動
- ①父親がやったことを知りながらも罪を棚上げして、貴志に対する復讐心でSNSを使い追いつめる。
②結衣を刃物で刺して、意識不明の重体へと追い込む。
自分の父親を殺されてしまったという点から情状酌量の余地がありますが、父親の行動を知ったうえで、なお非がないという態度は流石に同情しきれないですね。
完全に中二病と言う感じでしょうか。
板倉のクズ行動
脇役ながら随所にクズ行動を見せた板倉、彼女のクズ行動をピックアップしてみましょう。
- 板倉のクズ行動
- ①結衣が想いを寄せる先輩に対して「佐々木は付きまとわれて気持ち悪い」と嘘を伝える。
②結衣に好意を抱き、恋人関係を迫る。
③結衣への想い(嫉妬)から貴志を車道へと突き飛ばし、殺人未遂を行う。
板倉は女性でありながら同性愛者という事で結衣を好きになるのですが、好きになること自体は責めるべきことではありません。
ただ、そのために嘘の情報をついて相手に下げたり、挙句の果てに殺人未遂まで起こすのは、異常性の表れだと言えます。
かなりパンチの利いたモブのクズキャラでした。
まとめ
「僕の名前は少年A」の登場人物はそれぞれ事情を抱えているキャラクターが多く、クズ行動を取るのも仕方がないと言えます。
その中でこの物語の元凶となった山下先生と、ただただ悪意をぶつけた川田は、胸糞が悪くなるだけの存在でした。
ずっと辛いストーリーが続いていましたが、最終回ではそれぞれのキャラクターが前を向いた進んでいく姿が描かれた、少しだけ胸がすっとしましたね。
色々と考えさせられる漫画でしたが、「人間は環境次第ではいくらでも悪い部分(クズな部分)が出る生き物だ」という事を勉強させられる作品でした。
まだ読んでいない方は、是非一度読んでみてください。